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トイレのニオイの原因は実は壁にあった P&Gが研究結果を明らかに

おたくま経済新聞 / 2018年9月14日 17時57分

トイレのニオイの原因は実は壁にあった P&Gが研究結果を明らかに

ニオイが拡がる様子

 トイレにこもるアンモニアのニオイ。掃除してもすぐに臭う原因は、実は壁にあることが研究の結果わかったそうです。その盲点に着目した「ファブリーズ W消臭 トイレ用消臭剤」が、9月上旬にP&Gより発売されました。

 P&Gは新商品を発売するにあたり、研究結果を9月13日に発表しています。その一つが見出しの写真。これは、密閉空間で検証実験した時の様子だそうです。トイレを使用するとアンモニア(見えるようピンク色に着色)が空気中に蒸発し、浸透性のある壁に吸着されていることがわかります。しかもかなり広範囲。

 壁に吸着されたニオイ分子が継続的に空気中に放出されることで、トイレが臭くなり、さらに「ニオイの悪循環」が繰り返し起きて、トイレにニオイがずっと居座るメカニズムになっているそうです。

 そもそもこのニオイ、おしっこなどが便座や便器、床に付着してしまうのが原因だと、これまで多くの人が考えていました。P&Gでは子どもを持つ女性400人を対象にした実態調査も行っていますが、約7割もの人がトイレのニオイを気にしており、8割以上の人が週1回以上、トイレ掃除をしていると回答しています。掃除している場所は、便座、床、便器の中が中心。しかし、掃除後3日以内には再びニオイが気になるとも回答しています。

 対して、壁を掃除する頻度に関する質問では、月1回以下(52.6%)が圧倒的に多いという結果に。まさかニオイの原因が、おしっこなどがかかりそうもない壁の方にまで広がっているとは考えておらず、完全にトイレ掃除の盲点になっていたようです。

 自治体など公的機関の清掃講座で講師を務める掃除のプロ、上原好志子さんは、P&Gの発表によせたコメントの中で「もちろん週に1度程度のペースで壁のお掃除がしっかりできることが望ましいですが、こういったアイテムも取り入れると、簡単にニオイ対策ができます」とアドバイスしています。

 P&Gの新商品「ファブリーズ W消臭 トイレ用消臭剤」は9月上旬より全国発売。香りはブルー・シャボン、クリーン・ラベンダー、シトラス・スプラッシュの3種。価格はオープンで、実勢価格は348円前後(税別)となっています。

情報提供:プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社

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