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アメリカ軍の慰問事業でランディ・ジョンソン来日!岩国「絆スタジアム」などで子供たちと交流

おたくま経済新聞 / 2018年11月9日 12時30分

アメリカ軍の慰問事業でランディ・ジョンソン来日!岩国「絆スタジアム」などで子供たちと交流

記念撮影に応じるジョンソン氏

 MLBオールスターチームが来日し、侍ジャパンと対戦する「2018日米野球」が11月9日に東京ドームで開幕します。11月8日にエキシビジョンとして巨人と対戦した試合では、MLBオールスターチームが9-6で勝利。ウォーミングアップ的な状態ながら、その力を見せつけました。それに先立つ11月3日、シアトル・マリナーズやアリゾナ・ダイヤモンドバックスなどで活躍した左腕投手「ビッグ・ユニット」ことランディ・ジョンソン氏が来日。山口県岩国市にある愛宕スポーツコンプレックス野球場「絆スタジアム」開場1周年を祝うイベントや、神奈川県のキャンプ座間で子供たちらファンと交流しました。

 ランディ・ジョンソン氏がやってきたのは、各地に展開する現役・退役のアメリカ軍人を支援・慰問する公共団体、USO(United Service Organizations)の事業の一環です。USOは第二次世界大戦にアメリカが本格参戦した1941年、フランクリン・D・ルーズベルト大統領の発案で誕生しました。前線に展開する兵士たちを慰問し、ひとときの娯楽を提供して士気高揚を図ることを目的とし、救世軍やYMCA、YWCAなど数々の慈善団体の協力を得て組織された団体です。

 多くの著名人がUSOの趣旨に賛同して、チャリティやボランティアでイベントに参加しており、映画「アポロ13」ケン・マッティングリー役などで知られる俳優のゲイリー・シニーズさんは、熱心にイベントに参加している一人です。過去にはマリリン・モンロー、ジュディ・ガーランドやフレッド・アステア、ジーン・ケリー、ジェームズ・スチュアート(パイロットや爆撃隊司令官として第二次世界大戦とベトナム戦争に従軍経験あり)といった俳優や、カウント・ベイシー、デューク・エリントン、グレン・ミラー、アイザック・スターンらミュージシャンもUSOの慰問に参加。なかでも喜劇俳優のボブ・ホープは熱心に慰問をしたことで知られています。

 岩国の絆スタジアム1周年記念式典では、JR西日本野球部による少年野球教室を見守ったり、サイン会でファンと交流。少年野球教室の参加者たちと記念撮影も行いました。



 翌11月4日には神奈川県のキャンプ座間に移動。敷地内のショッピングセンターでサイン会が行われました。アメリカの野球殿堂入りしている伝説的な投手だけに、サインを待つ人が長蛇の列を作ります。


 なかにはメジャーデビュー翌年の1989年から10シーズン在籍したシアトル・マリナーズ、それも在籍初期の頃のベースボールカードを持ってきた人も。ちなみにランディ・ジョンソン投手が1988年9月15日のメジャー初登板で初三振を奪った相手は、元西武ライオンズのオレステス・デストラーデ選手(当時ピッツバーグ・パイレーツ)です。


 多くのファンと交流して、ジョンソン氏は離日。このようにアメリカ軍の慰問事業で、著名人があまり知られることなく来日していることがあります。これらの日程は大々的にアナウンスされるわけではないので、ちょっと残念といえば残念ですね。

Image:USMC/U.S.Army
※画像の一部は編集部でモザイク処理を行っています。

(咲村珠樹)

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