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年末のイベントや帰省でインフルエンザを拾わないために ワクチン接種は早めがおススメ

おたくま経済新聞 / 2018年11月30日 16時39分

年末のイベントや帰省でインフルエンザを拾わないために ワクチン接種は早めがおススメ

ワクチンイメージ(写真ACより)

 年末に入り、冬のイベントや帰省などで交通機関を使ったり、人混みに出る事が増える時期がやってきました。ここで厄介なのが、インフルエンザなどの感染症。筆者は風邪をひいて職場のインフルエンザワクチン接種のチャンスを逃してしまったその年に、冬のコミケに参加したら見事にインフルエンザにかかり、お正月を文字通りの寝正月にしてしまった悲しい経験があります。今年はインフルエンザの他に風疹も未だに収束が見えてこない状況にあります。

■ 今年はワクチンが足りない!?

 11月半ばから、インフルエンザやMMRワクチン(麻疹・おたふく風邪・風疹の3種混合ワクチン)、MRワクチン(麻疹・風疹2種混合ワクチン)の不足が囁かれています。ただし、これは一時的、偏在的なものとみられており、厚生労働省の発表では、今冬の季節性インフルエンザワクチンは平成30年11月16日時点で、約2720万本供給されるという事。「昨年度の推計使用量は約2491万本でした」とあり、前シーズンよりもワクチンの供給量は問題ないとされています。

 しかし、病医院によってワクチン接種の価格が異なるなどで、ワクチンの在庫がに偏りが生じている状態です。インフルエンザワクチンのひっ迫は一時的なものとみられており、12月半ばには不足も解消されるであろうというのが厚労省の見解。もし、掛かりつけの病医院に在庫がなくても他の病医院にはあるかもしれません。

■ インフルエンザワクチン、打ったら他のワクチンはいつ打てる?

 不活化ワクチンであるインフルエンザワクチンは接種後、1週間で他のワクチンを打つ事ができるようになります。しかし、生ワクチンであるMRワクチンなどは接種後27日以上接種間隔を開けないと他のワクチンを打つ事ができません。ですので、最初にインフルエンザワクチンを接種した後にMRワクチンなど風疹予防のワクチンを接種できる様、あらかじめ予約を入れておくと安心です。渡航の予定等でどうしても接種間隔が取れないという人は、医師に相談してみて下さい。

■ 抗体が付くまで2~3週間

 ワクチンを接種後、抗体が付くまでどのワクチンも大体2~3週間かかります。年末年始の休みやイベントから逆算すると、今がワクチンを接種する一番ギリギリの時期かもしれません。コミケやカウントダウンパーティに行ったら感染症貰って帰ってきてしまった……という、悲しい正月にならないよう、今のうちに予防接種を受けておきましょう。在庫の状況もあるので、必ず電話で確認してから受けに行きましょうね。

<引用・参考>
「予防接種に関する基本的な計画」におけるPDCAサイクルにかかるヒアリング 第18回厚生科学審議会 予防接種・ワクチン 分科会 予防接種基本方針部会「同時接種・接種間隔」について(PDF)
季節性インフルエンザワクチンの供給について(情報更新)(PDF)
平成30年度 今冬のインフルエンザ総合対策について
いずれも厚生労働省より

(梓川みいな/正看護師)

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