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北海道民のペンギン歩きに大注目 アイスバーンではこのように歩くらしい

おたくま経済新聞 / 2018年12月10日 12時36分

北海道民のペンギン歩きに大注目 アイスバーンではこのように歩くらしい

北乃カムイ 北海道情報 【公式】さん(@kamuikitano)提供

 冬の外で怖いのは、凍った路面。気が付かずにうっかり足を踏み入れてすってんコロリンした経験がある人もいるかと思います。転ぶだけならまだしも、転んで骨折というパターンもとても多く、車輪での通行ではハンドル操作がきかずに非常に危険。そんなアイスバーンが多発する北の地での歩き方が話題になっています。

 「アイスバーンを道民はこのように歩いているにゃ。 これから北海道に来る方はこれを見てイメトレを」と、北海道で道を歩く人たちの足元を動画に映してツイッターに投稿したのは、北海道のインフルエンサーで北海道を世界に発信する2.5次元北海道タレントである「北乃カムイ」さん。

 冬の北海道は気温がマイナスになる事が普通なくらいの寒さ。雪が降った後に踏み固められたり、昼間に溶けた雪が夜になってアイスリンクのようになってしまう事もあるので、道民は滑らないための歩き方を習得しています。その歩き方が、ペンギン歩きと言われている歩き方。

 何も意識しない歩き方だと、つま先の足指の付け根からけり出し、かかとから着地する感じになるかと思いますが、この歩き方をアイスバーンでやってしまうと滑ってつんのめってしまいます。体をかばおうと地面に手を付いた結果、骨折してしまう人も少なくないくらいです。また、かかとで着地する際に滑って尻もちをついて、尾てい骨の骨折や足の付け根の骨折となってしまう人も。特に足の付け根の骨折(大腿骨頚部骨折)は高齢者に多く、骨粗しょう症の程度が酷い場合、寝たきりなどの原因にも繋がります。

 カムイさんが投稿した映像を見ると、道民のみなさんは歩幅を小さく、足首の動きの少ない歩き方で歩いています。つま先でのけり出しやかかとからの着地はしないで、足の裏全体を路面に着地させ、そのまま足を持ち上げ次の一歩になるといった感じ。

 ちなみに靴は氷でも滑りにくい冬仕様のものか、滑り止めを付けたものにするとさらに転倒予防になります。滑り止めは、空港内や雑貨類を売っているお店で購入可能との事。

 リプライには、「ペンギン歩き可愛い… みんな慣れてますねやっぱり」「大切なことは、靴底と、足を地面と垂直に下ろすことですね」「ありがとうございます。関東人は信じないのでありがたいです。」と。また、「東北民や北陸民もやっておりまっせ!!!」と雪の多い地域でも同じくペンギン歩きなのだそう。雪国では車道には融雪装置が入っていても、歩道は雪で埋まって歩くどころの状態ではない所も多いですからね。

 これから冬休み。スキーや観光で北海道に行く人も多いかと思います。この歩き方、マスターしてから行くと、隠れアイスバーンがあっても怖くないかもしれませんよ。

アイスバーンを道民はこのように歩いているにゃ。
これから北海道に来る方はこれを見てイメトレを#北海道 pic.twitter.com/AcAGo5TboJ

— 北乃カムイ 北海道情報 【公式】 (@kamuikitano) December 7, 2018

<記事化協力>
北乃カムイ 北海道情報 【公式】さん(@kamuikitano)

(梓川みいな)

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