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職人技光る魔導書風ノート「月読時計」がついに発売

おたくま経済新聞 / 2018年12月17日 16時4分

職人技光る魔導書風ノート「月読時計」がついに発売

500ページの魔道書風ノート「月読時計」

 こ、これは……〇〇に記録が残る伝説の魔導書!実在していたとは……。

 そんなことを思わず口走ってしまいたくなる、箔押しの表紙が美しい厚さ約53mm、重さ約2kgという魔道書風のノートが爆誕。実はこれ、箔押し加工を行う印刷会社が加工の実験で作ったものをSNSで紹介したところ、欲しい!という声が殺到。商品化された品なのです。

 高度な技術を持つ職人による箔押し加工で、SNSを中心に「すべての箔押し加工はコスモテックに通ず」と、その名が知られている東京都板橋区の箔押し印刷工房コスモテック。過去には幅30mmのマスキングテープにナスカの地上絵をモチーフにした電子回路基盤のグラフィックを印刷し、さらに箔押し加工を組み合わせることで、まるで本物の電子回路のような見た目のマスキングテープ「ナスカの電子回路」(デザイン:BULLET Inc. 小玉文さん)や、繊細な箔押し加工のモチーフが美しい文具シリーズ「夜間飛行」、「白夜飛行」などを生み出してきました。

箔押しマスキングテープ「ナスカの電子回路」(デザイン:BULLET Inc. 小玉文さん)
「白夜飛行」2色箔押しクリアファイル

 そんなコスモテックがある時、新製品開発のため、どれだけ繊細な箔押し加工ができるかという実験で作られたのが、魔道書「月読時計」です。繊細な線で描かれた魔法陣のような「月読時計」の模様が、2色(ホログラムHK015シルバー/6号金)の箔を精密に位置合わせして箔押し加工した表紙が美しく、高級感あふれる品物。サンプルとして製作した束見本をSNSで紹介したところ、販売を熱望する声が殺到。このため、この表紙を使ったノートとして販売が決定しました。

 大きさは250mm×195mm、表紙と白紙の本文500枚分の厚さは約53mmで重量は約2kgという、いかにも伝説の魔道書的なボリューム。また、装丁には表紙と裏表紙に厚い板紙を貼り付ける「ドイツ装」と呼ばれるものを採用しています。

 価格は一冊プラスおまけがついて2万円(税込)。一冊ずつ職人の繊細な手仕事で仕上げられるため、販売数量は250冊限定となっています。魔道書「月読時計」はコスモテックのインターネット通販サイト「コスモテックサンプル直売所」にて、2019年1月1日から販売開始予定です。

情報提供:有限会社コスモテック

(咲村珠樹)

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