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災害でペットとはぐれた時に…警視庁提案のペットプロフィールカード

おたくま経済新聞 / 2019年3月5日 17時37分

災害でペットとはぐれた時に…警視庁提案のペットプロフィールカード

画像:警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)より。

 災害時にはぐれてしまったペットにまつわるニュースがよく話題になります。警視庁警備部災害対策課が2019年3月5日に投稿したツイートは多くの飼い主に実際に役立つ提案です。「災害時にペットとはぐれたときを考えて、ペットのプロフィールを記載したカードを作りました」と提案されたそのカードは、「ペットは家族」ととらえる多くの飼い主たちの心情にも寄りそった内容になっています。

災害時にペットとはぐれたときを考えて、ペットのプロフィールを記載したカードを作りました。ペットの写真やかかりつけの病院などの情報を載せておくことで、ペットを探すときや自分が怪我などでペットを保護できず誰かに預けるときに役立ちます。飼い主の皆さん、カードの作成をお勧めします。 pic.twitter.com/snPt3m5YoN

— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) March 5, 2019

 警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)の投稿内容を詳しくみていきましょう。まず、目的は災害時にペットとはぐれたときの対策です。ペットの詳細情報を記載しておけば、捜索の手助けになることでしょう。また、飼い主自身が怪我や病気で保護が困難なときにも一助となるかもしれません。

 カードに記載する内容は「飼い主」の住所、氏名、電話番号といった情報。同様に実家などの「緊急連絡先」情報。さらに「かかりつけの病院」の情報も書き込むことができます。最後に「ペット」の名前、既往症、登録番号、マイクロチップ番号などの詳細情報を記入する形式です。捜索に役立つようにカードには、写真も貼りつけることができます。


 人のためにも、ペットのためにも病院情報や病状などの情報は集約しておくことは有益なことです。ただし、必然的に個人情報が多くふくまれるため、カードの管理には一定の注意が必要になることでしょう。また、せっかくの情報もいざというときに取り出せなくては意味を持ちません。同居する家族や災害時に駆けつけてくれる可能性の高い親戚などには、カードの情報が共有できるような工夫をする余地がありそうですし、ペットの身に着ける場合には、個体に負担がかからない配慮も求められます。

 なお、環境省からも「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」が発表され、一部抜粋した冊子も発行されています。一般飼い主編(抜粋版)pdf版についてはDLすることも可能です。

<出典・引用>
警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)
環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」
※画像は警視庁警備部災害対策課Twitterより。

(山口さゆり)

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