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リングシリーズに佐藤仁美が20年ぶり登場 「そういえば私!生きてた!!!」

おたくま経済新聞 / 2019年3月15日 10時8分

リングシリーズに佐藤仁美が20年ぶり登場 「そういえば私!生きてた!!!」

倉橋雅美(佐藤仁美さん)

 5月24日に、日本のホラー映画界を牽引してきた「リング」シリーズの最新作「貞子」が公開されますが、「リング」(1998年)「リング2」(1999年)に出演した女優の佐藤仁美さんが、今作で20年ぶりにシリーズ再登場することが発表されました。

 「リング」と言えば、ビデオテープを介して呪いが拡散されていくという衝撃的な設定が、全観客を震撼させ、のちに続くJホラーブームの火付け役となった作品。長い黒髪に白いワンピースをまとい、井戸やテレビからはい出る“貞子”の姿は、「日本で最も有名な怨霊」として日本で圧倒的な知名度を誇る存在になりました。

 佐藤さんは、そのシリーズ1作目の「リング」で、“呪いのビデオ”の最初の犠牲者となった大石智子(竹内結子さん)の死に際を目撃し、貞子の呪いを目の当たりにしてしまった女子高校生の倉橋雅美を演じました。さらに「リング2」では、そのトラウマから精神病院に入院している姿が描かれ、雅美の体内には貞子の怨念を宿っているということが発覚しました。

 シリーズ最新作の「貞子」では、主人公の秋川茉優(池田エライザさん)が勤める精神病院の患者で、茉優に異常な執心を燃やす女性として登場します。

 「リング」「リング2」でメガホンを握り、今作でも監督を務める中田秀夫監督は、佐藤さんを“天性の演技力”と絶賛。「日常的な自然な演技とホラーならではテンションマックスのお芝居の双方を見事に演じきっていただきました」と話しているとおり、貞子の呪いの生き証人を圧倒的な迫力で演じきっています。

 一方、出演オファーが来てビックリしたと言う佐藤さんは「そういえば私!生きてた!!!」と、オファーがきっかけで思い出した様子で、「すごく嬉しかったのと同時に、20年前の生き残りが出てきたら、面白いとも思いました」と話し、「20 年ぶりの生き残りがどうなったのか、楽しみにしててください」と、ファンにメッセージを送りました。

 さらに今回は、戦慄の場面写真も一挙解禁されました。茉優の弟で、心霊動画を撮影しその動画を配信する和真(清水尋也さん)や、茉優と薄暗い洞窟の入り口で怪訝な表情を浮かべる祐介(塚本高史さん)、不気味な人形を抱える謎の少女(姫嶋ひめかさん)や、茉優の職場の精神科医である藤井(桐山漣さん)、今にも火を灯そうとマッチを手に無機質な表情で佇む祖父江初子(ともさかりえさん)など、「リング」で日本中を恐怖のどん底に落とした貞子の呪いが、今、再び迫りくる恐怖を予感させます。

原作:鈴木光司「タイド」(角川ホラー文庫刊)
監督:中田秀夫
出演:池田エライザ 塚本高史 清水尋也 姫嶋ひめか 桐山漣 ともさかりえ 佐藤仁美
製作:「貞子」製作委員会 配給:KADOKAWA
映画公式サイト:sadako-movie.jp

(C)2019「貞子」製作委員会
情報提供:KADOKAWA

(佐藤圭亮)

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