4月25日韓国で開幕「クラロワリーグ アジア2019」日本代表4チーム計19名のプロ選手が決定!
おたくま経済新聞 / 2019年4月16日 18時42分
「クラロワリーグ アジア2019」に日本から参戦する各チーム
4月25日に開幕するeスポーツ「クラロワリーグ アジア2019」。日本から参戦する4チームのプロ選手が4月16日、都内で共同記者会見に臨みました。今回は全試合(シーズン2 プレイオフを除く)が韓国で開催されます。
Supercellのモバイルゲーム「クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)」でアジアナンバーワンチームを争う「クラロワリーグ アジア2019」。韓国を舞台に、12のチームがおよそ2か月(10週間)の間、熾烈なリーグ戦を繰り広げます。
リーグ戦のフォーマットは、まずレギュラーシーズンとして所属する12チームを2つのグループに分け、フェーズ1でグループ内の総当たり戦、そしてフェーズ2でグループ交流総当たり戦を行います。このうち成績上位8チームがプレイオフ(決勝トーナメント)に進出。ここでの成績上位3チームは、今年7月に中国の西安で開催される国際的なeスポーツ競技大会「World Cyber Games(WCG)」出場権を手にします。WCGでは「クラロワリーグ アジア」のほか、「クラロワリーグ ウェスト」、「クラロワリーグ チャイナ」それぞれの上位3チームが地域対抗で戦い、世界トップ地域の座をかけて競います。
試合形式は3セット中2セット先取の「ベスト・オブ・3(BO3)」が基本。セット1を「2v2」、セット2を「1v1」で戦い、セット3を「1v1 KING OF THE HILL(KOH)」で行い、各セット内の勝敗も3ゲーム中2ゲーム先取のBO3で勝者を決定します。プレイオフの決勝戦のみ、5セット中3セット先取の「ベスト・オブ・5(BO5)」形式となります。
ステージ上で初回デッキ構築の制限時間は1分。ゲーム間でのデッキ変更も勝敗に関わらず可能ですが、変更の制限時間は1分となります。両チームはBANカードをそれぞれ1枚指定することができるため、相手の戦術を読みながらBANカードを選び、手早く自己のデッキを構築できるかという戦略も見どころです。
日本代表として戦うのは、以下の4チーム計19名のプロ選手たち。新規参戦の選手が6名、そして3名の選手がチームを移籍しています。また「クラロワリーグ アジア」全体では、アジアのチームではありますが、所属選手はアジアのみならずオーストラリア、ブラジル、ドイツ、ホンジュラス、アメリカ、ベネズエラなど15の地域から計58名の選手が参加します。
■DetonatioN Gaming(デトネーションゲーミング)
監督:Oda
選手:HANE×HANE(新規参戦)、Lewis、ピラメキ、Reiya(新規参戦)、天ぷら
eスポーツのプロチームとして伝統のあるDetonatioN Gaming。前回はふがいない成績に終わったとOda監督は語ります。前回監督を務めたLewis選手がプレーヤーとして参戦するため、違った角度からクラロワを見た経験をどのように生かせるかがポイントとなりそうです。
■FAV gaming(ファブゲーミング)
監督:おこめちん
選手:だに、JACK(新規参戦)、けんつめし、きたっしゃん(新規参戦)
5名まで許されるチーム編成の中、あえて4名で挑むFAV。キャプテンを務めるけんつめし選手は、eスポーツのレッドブル・アスリートとしても知られています。RAD選手と焼き鳥選手が移籍しましたが、新規加入のJACK選手は、ランキング世界1位になった実績を持ち、プロとして初参戦でも実力は折り紙付きです。また、唯一韓国に長期滞在をせず、試合ごとに日本から遠征するという方式をとるため、この選択がどう出るかもポイントとなります。
■GameWith(ゲームウィズ)
監督:ZEROS
選手:ブロッサム(新規参戦)、KK、Polaporon(PONOSより移籍)、焼き鳥(FAV gamingより移籍)、ユイヒイロ
元選手のZEROS監督のもと、PONOSで2018年12月の世界一決定戦を戦ったRolaporon選手、そしてFAV gamingから焼き鳥選手を迎えたGameWith。他のチームからの刺激で活性化する面と、チームとしての一体感をいかに構築するかという面が注目です。
■PONOS(ポノス)
監督:フチ
選手:kota(新規参戦)、みかん坊や、RAD(FAV gamingより移籍)、ライキジョーンズ、天GOD
個人戦で世界大会を経験したフチ選手が監督となり、前回大会で監督兼任だったみかん坊や選手がプレーヤーに専念する形となったPONOS。昨年12月の世界大会で、分業化した方が効率的だと痛感したとのことです。Rolaporon選手が移籍しましたが、新規加入のkota選手はクラロワのサードパーティトーナメントである「Red Bull M.E.O. by ESL」日本予選で優勝し、世界大会に出場した強豪。エースみかん坊や選手は「全部勝つ」と自信を見せます。なお、記者会見に姿を見せなかったライキジョーンズ選手は、囲み取材で「前回は自分の実力が足りなくて、みかん坊や選手に迷惑をかけたが、今回は頑張りたい」と語ってくれています。
日本から参戦する4チームは、グループAにGameWithとDetonatioN Gaming、そしてグループBにFAV gamingとPONOSが入りました。4月25日の開幕戦では、いきなりGameWithとDetonatioN Gamingがぶつかる注目の顔合わせとなります。またグループBには、昨年アジアを制した韓国のKING-ZONE DragonXが入っており、特にPONOSは相手のホームで雪辱に燃えます。
「クラロワリーグ アジア2019」のすべての試合は「クラロワリーグ アジア」の公式YouTubeチャンネルでリアルタイム配信されます。アジア最強のチームをかけて戦う、熱い2か月間をチェックしてみてください。
取材協力:Supercell
(取材:咲村珠樹)
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