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アメリカ海軍の新鋭沿海域戦闘艦 湖での受領試験終了

おたくま経済新聞 / 2019年6月28日 17時0分

アメリカ海軍の新鋭沿海域戦闘艦 湖での受領試験終了

ミシガン湖で受領試験中のインディアナポリス(Image:Lockheed Martin)

 アメリカ海軍のフリーダム級沿海域戦闘艦、インディアナポリス(LCS-17)の受領に向けた試験がアメリカ五大湖のひとつミシガン湖で行われ、無事に終了したと2019年6月16日(現地時間)発表されました。

 今後インディアナポリスは、今年中に予定される就役に向けてフロリダ州へ回航され、生まれて初めて海に入ることになります。

 インディアナポリスはフリーダム級沿海域戦闘艦の9番艦。ウィスコンシン州マリネットにあるマリネット・マリン造船所で2016年7月18日に起工されました。2018年4月にインディアナ州選出の上院議員、ジョー・ドネリー氏の妻ジル・ドネリー氏によって進水が行われています。

 艤装を終えたインディアナポリスは、ミシガン湖にそそぐメノミニー川に面した造船所を離れ、ミシガン湖のグリーン・ベイから試験航走が行われました。海ではないので「航海」と表現できないのが面白いところ。

 試験では機関をはじめとする推進システムや、レーダーなど各種の電子装備を丁寧にチェックしていきます。40ノット(時速72km)での全力航走、最小半径での回頭、そして水上・対空レーダーと火器管制システムの性能確認など。

 単艦での性能だけでなく、船体後部のドアを使用した小型艇の発進・収容、そして飛行甲板への航空機の着艦時に使用する各種機器も設計通りに作動するかが確認されます。

 ロッキード・マーティンの担当副社長、ジョー・デピエトロ氏は「LCS-17は海軍で2番目の大所帯(注:一番の大所帯はアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦)に加わることになります。今回の試験終了で、新しい沿海域戦闘艦の引き渡しに向け前進できたことを誇りに思います」と、今回の受領試験終了を受けコメントを発表しています。

 受領試験を終えたインディアナポリスは、第2沿海域戦闘艦隊(LCSRON2)に配属され、2019年中に就役する予定。これから司令部のあるフロリダ州のメイポート海軍基地へと、セントローレンス海路経由で回航されます。川沿いの造船所で建造されたインディアナポリスは、ここで初めて海を知ることになります。

<出典・引用>
ロッキード・マーティン プレスリリース
Image:Lockheed Martin

(咲村珠樹)

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