「龍が如く最新作」助演女優オーディションのグランプリがついに決定！

おたくま経済新聞 / 2019年7月11日 12時10分

撮影：佐藤圭亮

　セガゲームスの人気シリーズ「龍が如く」の出演者を決める、PlayStation4「龍が如く最新作（仮）」助演女優オーディションの合格者発表会が、7月10日に秋葉原UDXシアターで開催されたので行ってきました！

　これまで、キャバ嬢オーディションなどを開催して話題を振りまいてきた「龍が如く」ですが、助演女優を決めるのは今回が初。そのため、このオーディションには1000人超が参加。候補者は、たった1人のグランプリを目指し、何度も行われた審査を通過してきました。

　5月18日に行われた二次審査を取材していた筆者は、もちろん会場へ……。この日は、1000人超の中から選ばれたファイナリスト10人が登場し、グランプリを勝ち取った1名が、ついに発表されるとあって、会場は緊張感に包まれていました。

　合格者発表会が始まると、まずは10人のファイナリストが挑んだ最終審査（「歌唱審査」「演技審査」）のVTRが流され、なんと演技審査では今作の主人公・春日一番役の中谷一博さんが登場。候補者たちと一緒に声の演技をする様子が映し出されました。

　VTRが終わり、いやがおうでも緊張感が高まる中、「龍が如く」シリーズ総合監督の名越稔洋さんが登場。「裏では、女性たち（ファイナリスト）が真剣な面持ちで待っているが、我々、選ぶ側も楽しいばかりではなく、今から選ばなければいけないという緊張感を持って、過ごさせていただいております」と、現在の心境を吐露。そして、「今回は『助演女優オーディション』と銘打っている以上、役者という形で活躍してもらえる方を探してみたい」と語りました。

　続いて、ファイナリスト10名が登場し、最後の自己PRが行われました。ファイナリストに選ばれたのは下記の10名。

エントリーNO.1：宮越愛恵（レースクイーン・モデル／26歳）
エントリーNO.2：藤田あさか（看護師／21歳）
エントリーNO.3：椎名結加（会社員／22歳）
エントリーNO.4：相沢菜々子（タレント・モデル／22歳）
エントリーNO.5：安美咲（女優／26歳）
エントリーNO.6：北川都喜子（女優／32歳）
エントリーNO.7：鎌滝えり（女優／24歳）
エントリーNO.8：里々佳（女優・モデル／24歳）
エントリーNO.9：沢すみれ（タレント／24歳）
エントリーNO.10：柳いろは（タレント／28歳）

　自己PRでは、全員がこのオーディションへの熱い思いを語りましたが、歌唱審査で覚えた曲を歌った宮越愛恵さんや、「龍が如く出演」「グランプリ獲得」という文字が書かれた板を正拳突きで割った安さん、アクションを披露した北川さんや歌手のCHARAのモノマネを披露した里々佳さんなど、個性的なPRをする候補者もいて、会場を沸かせていました。

　そして、ついに結果発表！当初の予定では、グランプリのみを選ぶことになっていましたが、急遽、特別賞の発表も行われました。ちなみに、特別賞に選ばれた人が作品にどのように関わるのかは、まだ未定とのことです。

　特別賞に選ばれたのは、宮越愛恵さん、柳いろはさん、里々佳さん、沢すみれさんの4名。この4人が、いったいどんな形で作品に登場するのか？楽しみです。

　特別賞の発表が終わると、いよいよグランプリが発表！1000名超の中から栄えあるグランプリを獲得したのは、エントリーNO.7の鎌滝えりさんでした！

　名前を呼ばれた瞬間は、信じられないような表情だった鎌滝さん。グランプリのマントやティアラを付け、名越さんから花束を受け取ると、ようやく表情も和らいできました。

　今の気持ちについて、鎌滝さんは「もう『ありがとう』という言葉しかない」と話し、「選ばれたからには、春日一番を誰よりも愛して、春日一番と一緒に戦い、歩んでいきたい」と抱負を語り、「本当にありがとうございました」と、感謝の気持ちを伝えていました。

　また、「声のお芝居はすごく難しいと思うので、何ができるのか？」と不安をのぞかせる場面もありましたが、「まだ役柄が分からないので、どんなお芝居になるかも分からないが、『龍が如く』シリーズは、学生時代からずっと見てきて、物語も把握しているので、春日一番と一緒に戦っていけたらと思います」と、力強くコメントしていました。

　ちなみに、賞金の100万円の使い道について聞かれると、「すごいリアルなんですけど、引っ越しのほうに使いたい」と言い、会場の笑いを誘っていました。