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コザクラインコの凶行 諭吉バラバラ事件に阿鼻叫喚の顛末

おたくま経済新聞 / 2019年8月8日 7時0分

コザクラインコの凶行 諭吉バラバラ事件に阿鼻叫喚の顛末

地獄のパズル

 インコを飼っている人なら分かる、くちばしの恐怖。遊び半分にあちこちちぎったり噛み切ったりします。そんなインコが引き起こした、地獄の様相にネット上がざわつきました。

 「インコ飼いの妹、地獄のパズルやってる」と、その惨状をツイッターに投稿したのは、コザクラインコの飼い主の姉であるヒカリタケウチさん。ヒカリさんが投稿した写真に写っていたのは……無数の細長く噛み切られた紙きれと、1万円札のかけらの数々。これを見て、思わず「うわぁぁぁぁぁぁ……」と声を出してしまった筆者。

インコ飼いの妹、地獄のパズルやってる pic.twitter.com/eas77a22TR

— ヒカリタケウチ (@Doooping_noise) August 5, 2019

 続くツイートでは、「剥がせるタイプのテープで仮固定しつつ頑張ったらしい」と、4枚分の1万円札を修復した状態の写真が。お札って、結構な強度があるのにこんな無惨な姿にされてしまうなんて……コザクラインコ、おそるべし。

 このツイートを見た人たちからは、お札の破損・交換についてのアドバイスがたくさん寄せられています。ヒカリさんが日本銀行に問い合わせた話によると、破損したお札の交換は、審査をするための予約が必要ですが、お札の3分の2あれば同じ額のお札と交換してくれるそうで、後日無事に交換してもらえました。

 余談ですが、日本銀行の公式サイトにある「日本銀行が行う損傷現金の引換えについて」の説明によると、「5分の2以上3分の2未満が残存するもの」についても一応交換してくれるそうですが、その場合は「額面価格の半額をもって引換えます」とのことです。

 それにしても、なぜコザクラインコはこのような凶行に走ったのか……。現場はインコ用に噛みちぎって遊べる紙が充分な量で用意してありましたが、妹さんのポーチの中に入っていたお札に目を付けたインコ、ポーチが半分ほど開いていたところを襲撃したもよう。妹さんは別室で仕事をしており、遊ぶ用の紙もあるので大丈夫と思っていたそうです。よりによって万札……。

 このインコには相棒のオキナインコがいましたが、2018年11月20日に失踪。荻窪警察署・杉並区保健所にも届け出ているそうですが、未だ見つかっていないそうです。水色っぽく、体長は20~23cmほど。てんちゃんという名前でしゃべることもあるそうです。ペット類は拾得物扱いとなるので、もし、保護しているという人がいましたら、当編集部かヒカリさんのツイッターにご連絡をお願いします。

<記事化協力>
ヒカリタケウチさん(@Doooping_noise)

<参考・引用>
日本銀行「日本銀行が行う損傷現金の引換えについて」

<お詫びと訂正>
初出時、ヒカリタケウチさんがオキナインコの失踪を届け出た警察署を「荻久保警察署」としていましたが、正しくは「荻窪警察署」です。お詫びして訂正いたします。

(梓川みいな)

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