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非常時に使えるフライパン炊飯

おたくま経済新聞 / 2019年9月12日 17時26分

非常時に使えるフライパン炊飯

漢弾地さん(@dankoromochi)提供

 災害時に困るのが、ライフラインの寸断と食糧難。いざという時のための非常食を常備している人も多いと思いますが、やはり炊き立てのご飯が恋しくなるもの。そんな時に水と火とお米と大きめのフライパンがあれば使える方法があります。

 この方法をご紹介してくださったのは、夫婦の日常やそこでの気付きを漫画にしている単行本「僕と妻の場合」の作者である漢弾地さん。

 「【フライパンでご飯を炊く方法】
我が家の炊き方です。
水をあまり使いたくない場合、無洗米のように研がないで炊いても最近のお米は全然食べられると思います。
以前、一度実験しました。
ちょっと癖は残りますが。
火加減や炊く時間は季節やフライパンの熱伝導によって調整することがあります」と、その方法を漫画で紹介しています。

1.ざるでお米を研ぐ(水を節約したい時や無洗米ならこの工程は飛ばしてもOK)。
2.研いだお米をフライパンに入れ、1合辺り200mlの水を入れる。浸水時間は30分~1時間程度(寒い時は長めに浸水を)。無洗米の場合は20mlほど多めに水を入れると丁度いいかも。
3.蓋をして沸騰するまで強火、沸騰後は弱火で15分炊飯。吹きこぼれないように大きめのフライパンを使うと安心。
4.15分ほどして炊けたらそのまま蓋を取らずに5分蒸らし、底の方から混ぜほぐせば炊飯完了。

 アレンジとして、炊飯前に昆布を1切れ入れると出汁がしみて旨味が増します。また、ご飯がフライパンに残った時は、フライパンの中のご飯に卵を落とし、卵ご飯にしたものをフライパンの隅に寄せ、油を引いて具材(ミックスベジタブルや冷凍野菜、ハム、ベーコン、コンビーフなどやおつまみ用缶詰など)を炒め、ご飯と合わせて味を付けてチャーハンにするという手も。テフロン加工などをしていないと卵が貼り付いてしまうと思いますが、フライパンの中だけで調理が済むので洗い物も減るというメリットが。

 電気はないけどカセットコンロならある、炊飯器は使えないけど米とフライパンはある、という場合に使えるこの方法。特に一人暮らし世帯で、普段料理をしないために調理器具はフライパンぐらいしかない!という人にはいざという時役立ちそうです。

 被災した直後の生活条件は本当に人それぞれ。お家に鍋、土鍋などある方はもっと美味しく炊ける方法があることでしょう。しかし、前述のような条件下の方は知っておいて損はないはず。「いつか何かのときのために」……頭の片隅にでも入れておくといいかもしれません。

【フライパンでご飯を炊く方法】

我が家の炊き方です。

水をあまり使いたくない場合、無洗米のように研がないで炊いても最近のお米は全然食べられると思います。
以前、一度実験しました。
ちょっと癖は残りますが。

火加減や炊く時間は季節やフライパンの熱伝導によって調整することがあります。 pic.twitter.com/EcxT61m17B

— 漢弾地 (@dankoromochi) September 10, 2019

<記事化協力>
漢弾地さん(@dankoromochi)

(梓川みいな)

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