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猫たちによる集団嫌がらせ? 階段に猫トラップ発生で立ち往生

おたくま経済新聞 / 2019年10月16日 7時0分

猫たちによる集団嫌がらせ? 階段に猫トラップ発生で立ち往生

猫奴隷さん(@nekodorei47)提供

 猫は自分が心地良いと感じる場所を見つけるのが得意です。いない?と思ったらベッド下や天井近くの棚の上にいたとか、こたつを出した途端、サクッと潜り込んでいったりとか。夏場は風通しの良い涼しい場所によくいますが、その場所が人間にとってトラップになることも……。

 「完全に嫌がらせw」とその写真をツイッターに投稿したのは、47匹の猫と暮らしているネットユーザーの自称“猫奴隷”さん。見出しの写真にあるその状態、2階から1階へ続く階段を写しているのですが、その階段には3匹の猫が頭を右側にして、同じ姿勢で寝転がっています。2匹は階段の2段にわたって、もう1匹はその1段空けた下に、それぞれ足を段の外側に向けて寝転がっています。

 これは、左側をかなり注意して降りないと危険です。うっかりしっぽでも踏もうモノなら、恐らくその足はズタズタにされてしまうこととなるでしょう……。かなり際どいトラップ状態。その後も猫トラップは準備され、階段をベッド代わりにしている様子がツイートされています。いつもこのような規則性はあるわけではないそうで、もっと複雑なトラップが仕組まれていることも。

 この様子を見た人からあっという間に大拡散され、猫奴隷さんも戸惑う事態に。そしてリプライには、「完全にシンクロ」「リアル猫ふんじゃったになりそう」「これはトラップとしか」という反応や、「複数飼いあるある」「うちの子たちも階段でトラップやります」といった、猫トラップ仲間も。当然、「かわいい」「猫好きとしては堪らない光景」といったリプライもありますが、実際に遭遇するとこの難易度の高いトラップを回避するのがどれだけ大変なことか、気付いてしまうのではないかと思われます……。

完全に嫌がらせw pic.twitter.com/bDKtYTqhtR

— 猫奴隷 (@nekodorei47) October 11, 2019

 この様子について、猫奴隷さんに伺ってみると、「47匹をワンフロアにすると大変な事になるので、相性等を考慮して住み分けをしています。階段を占拠するのは階段のある部屋に居る子達なのである程度は決まっています」とのこと。確かに、これだけの猫たちが一つ屋根の下にいるわけですから、相性が悪い者同士だと何が起こるか……。猫奴隷さんの家にはベンガル系の猫も多く、気性が荒い子だと人間がうかつに手を出すとボロボロにされてしまいます。猫同士の仲裁も大変なことに。各部屋大開放したら、大挙して猫奴隷さんに押し寄せてきそうです。

 そして階段を占拠している猫たちは、何故か丁度いい状態にエアコンを効かせている部屋よりも暑い階段によく集まっていて、夏場は特に猫のたまり場状態になることもしばしばだったとか。最近になってやっと涼しくなったからか、階段トラップの頻度は減ってきたそうです。室温が低いわけでなくても、猫にとって、人間の丁度いい温度よりも若干高い方が居心地が良いのかもしれません。筆者宅の猫も、エアコンのあまり効いていないところで夏場はよく寛いでいました。

pic.twitter.com/fFJjS1NP5q

— 猫奴隷 (@nekodorei47) October 3, 2019

 そんな猫奴隷さん、奴隷と名乗っていますが、元々飼っていた猫もいる一方、保護が必要な猫たちが目に入ると放っておけず、自宅で面倒を見ているうちに現在の数になってしまったのだとか。仕事の傍ら、パートナーの方と二人でお世話に明け暮れる日々。個人での保護数としてはかなり多い方に入りそうです。もしかしたら、猫同士が秘密裏に繋がっている謎のネットワーク「NNN」に捕捉されている可能性もありそうです。ここに助けを求めれば屋根とご飯がある、という噂が猫同士の間で流れているのかも?

 これだけの猫たちに囲まれていると、様々な出来事がドラマのようにありそうですが、一番心に残っているエピソードについて聞いてみたところ、「一年前に保護した猫が最近やっと触っても怒らなくなった事です。家の周りで保護した猫のほぼ全てがこの子の子か孫にあたります。保護した時には子宮蓄膿症がかなり進んだ状態で即手術して助かりました。獣医さんは長年の獣医経験でも3本の指に入る凶暴さと太鼓判を押す程の暴れ者です。俺が顔を拭いてあげようとしてもフルスイングの爪を出した猫パンチしてきたり威嚇したりと半年はまともに構う事が出来なかったです。それが今はある程度まで触れて俺の隣に来て寝たりするまでになりました」と。

 ずっと野良生活で人間に対して常に警戒と緊張の中で暮らし、子孫を増やし続けた猫が、やっと手厚い保護を受けて、人間に対する警戒心を徐々に解いていってきたのがよく分かるエピソードです。人間でも犬や猫でも、人間から一度嫌なことをされるとそれがトラウマとなってしまい、常に警戒したり人に対して不安から威嚇したりということはありがち。きっとこの狂暴な子も、何か人間に対する強い恐怖感があったのかもしれません。

 他にも様々なエピソードがあるという猫奴隷さん。ツイッターで日々の猫たちの様子をツイートしているほか、YouTubeにも猫の様子をアップしていますよ。

<記事化協力>
猫奴隷さん(@nekodorei47)

(梓川みいな)

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