保護猫に出会えるマッチングアプリ「NYAPPLING」 殺処分問題きっかけで誕生
おたくま経済新聞 / 2019年10月16日 14時0分
マッチングアプリ「NYAPPLING」
「出会い系アプリ」というと、少しアヤシイ……と警戒してしまいますが、その怪しさとは一線を画する、保護猫に出会えるマッチングアプリ「NYAPPLING」(iOS/無料)が10月7日にリリースされています。
開発したのはネコノラボ。最先端技術を使って、AIが人の顔を診断。登録している猫から、最も似た猫を導き出してくれるというサービスです。さらに、もしその猫に興味をもったら、実際に会いに行くこともできます。
「NYAPPLING」に登録されている猫は、全て保護猫団体から紹介された猫ですが、ネコノラボが、このアプリを開発したのは、日本の殺処分問題がきっかけ。日本で1年間に殺処分される猫の数は、3万4854匹(環境省自然環境局平成30年「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」より)です。
保護猫を救う手段として里親になる方法がありますが、その習慣はまだ根付いていません。「猫を救いたい」そのために、保護猫と人間の出会いのきっかけを増やしたいと思い、このアプリを開発したとのことです。
似た者夫婦という言葉がありますが、人は無意識に自分と似たものに好意を抱くそう……。「NYAPPLING」は、この「似た顔の人を好きになる」性質を利用しています。最新のディープラーニング技術を用いて、1万6000匹もの猫を読み込ませ、学習。人間を一度猫化させ、そこから猫化された画像と、登録された猫との近似値を求め、自分にもっとも似ている猫が表示される仕組みになっています。
アプリの使い方はとても簡単。自分の顔を撮影するだけで、あらかじめ登録されている保護猫の中から、相性の良い猫が表示されます。そして、猫のプロフィールページに飛べば、猫の連絡先も知ることができ、会いに行くこともできます。
保護猫に出会えるマッチングアプリ「NYAPPLING」は、App storeで配信中。Android版については「検討中」とのことで、今後の反響次第となります。
現在はiOS版のみとなりますが、それでもこのアプリをきっかけに、いろんな人に保護猫を知って興味をもってもらい、「里親になる」という選択肢を選ぶ人が増えると良いですね。
情報提供:ネコノラボ
【訂正】初出時、猫の入手ルートについて「日本ではペットショップから猫を飼うことが主流であり」という文を掲載しておりましたが、事実と異なる情報であることがわかりました。このか所削除し、訂正とさせていただきます。(2019年10月17日12時01分更新)
(佐藤圭亮)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
自宅前で瀕死の猫を保護→獣医さんに診せてわかった“まさかの事実”。現在の姿にほっこり
女子SPA! / 2024年5月7日 15時46分
-
TNR現場で保護された人馴れ猫 仲良し猫と一緒に優しい飼い主さんのもとへ 保護団体が提言する「TNRと保護」のあり方
まいどなニュース / 2024年4月29日 15時30分
-
パーキングエリアに捨て猫、外に放たれた子猫の運命は? 悲劇から幸せつかんだビフォーアフターに涙
ORICON NEWS / 2024年4月29日 8時30分
-
冬を前にした京都の街角 餌をねだっていた親子猫 「助けなきゃ」優しさと行動力が5匹の命を救った
まいどなニュース / 2024年4月25日 15時30分
-
女優浅田美代子さんがぶつかった年齢の壁!保護犬との出会いと家族になるまでの道のり
ハルメク365 / 2024年4月16日 21時0分
ランキング
-
1「スナップえんどう」の筋取りが、お家にあるアレを使うだけで簡単キレイに!驚きのアイデアに「目からウロコ」「見ていて気持ち良いー!」
まいどなニュース / 2024年5月6日 15時45分
-
2やよい軒で「わかってる」人が頼んでるメニュー。「神」「最強」の声も...。《編集部レビュー》
東京バーゲンマニア / 2024年5月6日 17時0分
-
3親を扶養に入れるメリット・デメリットを確認してみよう
マイナビニュース / 2024年5月7日 11時2分
-
4【疑問】「白内障」「緑内障」は何が違うの? 原因&治療法を眼科医に聞いてみた
オトナンサー / 2024年5月6日 20時10分
-
5死者をデジタルで復活させる「故人AI」が海外で急速に普及 「悲しみに暮れる人の社会復帰を妨げる」という懸念も
NEWSポストセブン / 2024年5月7日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください