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幼児と手を繋ぐ時に覚えておきたい 簡単にすり抜けられなくする方法に注目

おたくま経済新聞 / 2019年11月23日 12時0分

幼児と手を繋ぐ時に覚えておきたい 簡単にすり抜けられなくする方法に注目

いもけんぴさん(@sevenstars75)提供

 手をつないで歩く必要がある子どもとのお出かけ。普通に手をつないでいたら一瞬で子どもが消えたという話も数多いもの。そこで、簡単につないだ手からすり抜けられない手つなぎの方法が注目されています。

 この方法は、現役の保育士さんで、1歳の親であるいもけんぴさんがツイッターに紹介しているもの。

 「ぶれててごめんけど、子どもと手繋ぐとき、小指だけ写真のように下にして手繋ぐと、するんって逃げられにくくなるよ!!保育士してて覚えた技!!誰かの役に立てばいいな」と、手をつないでいる状態の写真をツイッターに投稿しています。写真の手のつなぎ方は、人差し指、中指、薬指で子どもの手をつなぎ、親指と小指で挟んだ状態にしてロックするといった感じ。

 写真を見た人たちからは、子どもが小さい時に自然とこのつなぎ方になっていた、といったコメントが複数寄せられる中で、「人差し指・中指・薬指をちゃんと曲げて握るのがポイント」と、手がすり抜ける動作を上手く規制できる解説をしている人も。ためになるなぁ……。

ぶれててごめんけど、子どもと手繋ぐとき、小指だけ写真のように下にして手繋ぐと、とするんって逃げられにくくなるよ‼️
保育士してて覚えた技‼️🤝
誰かの役に立てばいいな🙆 pic.twitter.com/NsyJz0ALvD

— いもけんぴ🌞こいも1y2m (@sevenstars75) November 17, 2019

 いもけんぴさんは、保育士をしている中で自然とこの方法で手をつなぐようになることが多くなったそうで、現在もこの手のつなぎ方は現役だそうです。この方法ではちょっと心許ない時には、指を1~2本掴んでもらい、親指・人差し指・中指で手首をしっかりホールドするつなぎ方や、

 手のひらを持ってもらい、手全体を包み込むつなぎ方も有効とのこと。

 手首をしっかりホールドする方法は、幼児の手の大きさであれば大人の手の大きさで余裕でできるので、よほど子どもが強く引っ張ったりしない限りは大丈夫そう。ただ、手をつないだまま強く引っ張る力が働くと、幼児の肩や肘は簡単に外れてしまいます。亜脱臼という状態で、これは鉄棒などにぶら下がっている時に他の子がぶら下がって肩や肘が引っ張られた時などにも起こることがあります。

 もし亜脱臼と思われる肩や肘の痛みや肩関節、肘の動きがおかしければ、整形外科や柔道整復師の資格を持っている接骨院で簡単に治してもらうことができます。ただし、一度亜脱臼を起こしてしまうと癖になりやすいので、強く引っ張る力がかからないように気を付けましょう。

 しかし、子どもって大人しく手をつないでくれる子ばかりではありません。中には、「このつなぎ方イヤ」と小指で挟まれるのが気に入らない子もいたり、多動気味の子どもだと腕をぶん回して手を外そうとしてきたり……。こんな時にはやはりハーネスが頼りになります。

 最近では幼児用のハーネスも多くの種類が出ていますが、ハーネスがない状態で手つなぎを嫌がったり、多動気味の子とのお出かけは常に危険と隣り合わせ。上の子と手をつないで下の子を抱っこしている時などは、やはり有効な手つなぎをしていても、下の子がぐずったり何かあったりしたときに上の子の手をうっかり離してしまうこともあります。

 そんな時は、遠慮なくハーネスを活用しましょう。手をつなぎつつ、ハーネスでとっさの子どもダッシュに備えておくことは、子どもの命を守るための大事な備え。子どもは、車が通る往来でもどこでも一瞬にしてうっかり緩めた手からすり抜けて消えます。もしそこで車と接触したら……。ドライバーにも親にも辛い現実が待っているだけです。

 手をつなぐことに慣らしつつ、ハーネスで子どもの身を守る。これからの育児のスタンダードになるでしょうね。

<記事化協力>
いもけんぴさん(@sevenstars75)・写真はこいもちゃん1y3m

(梓川みいな/正看護師)

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