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アメリカ海軍仕様オスプレイCMV-22Bが初飛行

おたくま経済新聞 / 2020年1月24日 16時0分

アメリカ海軍仕様オスプレイCMV-22Bが初飛行

初飛行するアメリカ海軍仕様オスプレイCMV-22B(Image:Bell)

 アメリカの航空機メーカー、ベルとボーイングは2020年1月21日(現地時間)、テキサス州アマリロにあるベルの事業所でアメリカ海軍仕様のティルトローター輸送機、CMV-22Bオスプレイが初飛行に成功したと連名で発表しました。

 アメリカ海軍仕様のオスプレイ、CMV-22Bは、老朽化している空母への輸送機C-2Aグレイハウンドの後継として採用されたティルトローター輸送機。C-2a同様、物資や人員を空母へと輸送する任務に使用されます。

 アメリカ海軍では2018年6月29日付の契約で、39機のCMV-22Bを総額28億4729万3666ドル(約3121億円)で発注。2024年11月に全数の納入が完了する予定になっていました。ちなみにこのときの契約では、日本向け(有償軍事援助=FMS)のMV-22Bも4機、総額2億3038万5600ドル(約252億4000万円)で発注されています。

 V-22オスプレイ計画で、ベル側のプログラムディレクターを務めるクリス・ゲーラー副社長は、CMV-22Bの初飛行を受け「V-22プログラムと、海軍航空にとって大きなマイルストーンです」と語り「オスプレイはいつでも革命的な航空機であり続けます。我々は海軍の進化するニーズに対し、先進的なティルトローター機の能力で応え続けます」と、今後の展望についても言及しています。

 ボーイング側でのティルトローター計画を統括する、クリスティン・ヒューストン副社長は「最大航続距離1150海里(2088km)を誇るCMV-22Bは、海における兵士のライフラインです。高い品質と安全性のもとで作られるこの航空機は、アメリカ海軍の空母補給任務において、革命をもたらすでしょう」とのコメントを発表しています。

 初飛行を終えたアメリカ海軍向けCMV-22Bの1号機は、性能試験が終了した2020年の早い時期に、海軍へと納入される予定。アメリカ海軍では、メリーランド州パタクセントリバー航空基地の第21評価試験飛行隊(HX-21)“ブラックジャック”で、運用試験を行うことにしています。

<出典・引用>
ベル プレスリリース
ボーイング ニュースリリース
アメリカ国防総省 ニュースリリース
Image:Bell/Boeing

(咲村珠樹)

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