池袋が舞台のアニメ映画「君は彼方」2020年秋公開へ 松本穂香や瀬戸利樹のコメントも到着

池袋を舞台のアニメ映画「君は彼方」 制作決定

　マンガやアニメの街としても知られる池袋を舞台にした青春ファンタジーのアニメ映画「君は彼方」が、2020年秋に公開されることが発表されました。注目のキャストは、実力派女優の松本穂香さんがアニメ映画初主演。ティザービジュアルも解禁されました。

　主人公の澪（みお）を演じる松本穂香さんは、 純朴な役からコミカルな役まで幅広い顔でファンを魅了する実力派。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で、主人公の同僚・澄子を演じて以降、オファーが絶えない、飛ぶ鳥を落とす勢いの注目女優です。

　松本さんは、「声優さんのお仕事は一度やらせて頂いてから、もう一度挑戦してみたい分野だったので、お話を頂いた時は嬉しかった」と話し、今回、演じる澪について「なかなか自分の気持ちを素直に伝えることができず、どこかごまかしながら生きている女の子。伝えることの難しさ、正直に生きることの大変さ、そういうものは私も、澪に共感できるような気がします」と語っています。

　さらに本作については「台本を読んだだけで、監督さんやスタッフさんの愛が伝わってきました。たくさんの方に愛される作品になるように、私も精一杯頑張ります」と強く意気込みを話しました。

　主人公の幼馴染の新（あらた）には、ブレイク若手俳優の登竜門「仮面ライダーエグゼイド」で、仮面ライダーブレイブ役を演じ、若者だけでなくお茶の間からの幅広い支持を得ている俳優・瀬戸利樹さんがアニメ声優に初挑戦。

　新役のオファーについて瀬戸さんは、「昔から色々とアニメが好きでよく見ているので、まさか自分が声優をやれると思っていなかったのでびっくりしました！新しい事に沢山挑戦したいという欲がある中で、この度、やらせて頂けことになったのはすごく嬉しいです」と念願が叶った喜びを話しました。

　さらに「誰もが本来の自分を探すヒント、向き合える作品だと感じました。僕自身、一生懸命“新”に命を吹き込みたいです！」と意気込みを語り、「同時に豊島区も盛り上げて行けたらなと思っています」と作品への思いを述べていました。

　監督・脚本・原作を務めるのは長編劇場アニメーション作品が今作で初となる瀬名快伸さん。「第10回山形国際ムービーフェスティバル2014」では、短編アニメーション作品「奇魂侍」で山形県知事賞を授賞。同作品はアニメーションの国際映画祭である仏・アヌシー国際映画祭にも出展され大きな反響を得ました。

　瀬名さんは、監督・脚本だけでなくマンガも執筆、「刹界エイトレイド」では主人公の声優も担当するなど、マルチな才能で活躍を見せる新進気鋭の監督です。

　監督の瀬名さんは、今作で松本さんを起用した理由について、「透き通っていて無垢、そしてどこか素朴な声。まさに澪の声！と思い、心の底から松本穂香さん以外考えられない」と即決したと明かし、瀬戸さんに関しても「最終オーディションで、人間性だったり、性格だったり、ピュアな部分を知ることが出来ました。瀬戸さんであれば新を存在する人のように息を吹き込んでいただけると確信した」と、これから挑む収録への期待を覗かせました。

　劇中では池袋お馴染みの待ち合わせスポット「いけふくろう」なども登場予定で、解禁されたティザービジュアルでは、昼と夜の世界に浮かぶキャラクターを背に、反転する池袋の街並みが描かれています。2020年秋の映画公開にあわせて、KADOKAWAより原作小説刊行も予定しており、今後の動きにも注目です。

（c）「君は彼方」製作委員会
情報提供：「君は彼方」製作委員会

（佐藤圭亮）