航空自衛隊とアメリカ空軍B-1B 日本周辺で共同訓練を実施
おたくま経済新聞 / 2020年4月23日 17時16分
アメリカ空軍第37爆撃飛行隊のB-1B、第13戦闘飛行隊のF-16と編隊飛行する航空自衛隊第3飛行隊のF-2(Image:USAF)
航空自衛隊とアメリカ空軍は2020年4月22日、日本周辺空域でB-1Bとの編隊飛行訓練を実施しました。航空自衛隊からは第6航空団(小松基地)と第9航空団(那覇基地)のF-15が8機、第7航空団(百里基地)と第8航空団(築城基地)のF-2が6機参加しています。
この訓練は、航空自衛隊とアメリカ戦略軍(USSTRATCOM)、アメリカインド太平洋軍(INDOPACOM)との連携を深め、地域の安全保障に共同で関与しているという姿勢を象徴するもの。サウスダコタ州エルスワース空軍基地に所在する、第28爆撃航空団の第37爆撃飛行隊に所属するB-1Bがインド太平洋地域を巡回する飛行に合わせて実施されました。
エルスワース空軍基地を出発したB-1Bは、空中給油を受けながら、約30時間にわたっての無着陸飛行を実施。その途上で、航空自衛隊の戦闘機や、アメリカ空軍第35戦闘航空団(三沢基地)のF-16と編隊飛行訓練を行いました。
アメリカ太平洋空軍司令官のチャールズ・Q・ブラウン大将は「今回の訓練は、インド太平洋地域にける平和と安定に関与し続けるという、ゆるぎない意志を示すものです。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に対抗するのと同様、平和と安定を脅かす軍事的行動に対しても、我々は同盟各国と協調し、自由で開かれたインド太平洋地域を維持するというビジョンのもと、相互運用性の高い抑止力であり続けます」とコメントしています。
アメリカ空軍の爆撃機と航空自衛隊の戦闘機が共同訓練を行うのは、2020年2月3日に続くもの。この時はグアムのアンダーセン空軍基地と、ノースダコタ州のマイノット空軍基地から飛来したB-52と、編隊飛行訓練を行いました。B-1Bがインド太平洋地域に派遣されるのは、2018年にグアム島アンダーセン空軍基地に6か月間派遣されて以来となります。
<出典・引用>
航空自衛隊 報道発表資料
アメリカ太平洋空軍 ニュースリリース
Image:USAF
(咲村珠樹)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
自衛隊ついに「トップガン」の世界へ!? 初の“艦載戦闘機”が誕生 フネで整備まで本当にできるのか、メーカーに聞いた
乗りものニュース / 2025年1月12日 18時12分
-
巨大な護衛艦「かが」の“空母化試験”の様子が一挙公開!まるで映画「トップガン」!? ついに長旅終える
乗りものニュース / 2024年12月31日 6時12分
-
北米と南米生まれの“地上攻撃のエキスパート”A-10&「スーパーツカノ」が太平洋上で揃い踏み!
乗りものニュース / 2024年12月27日 17時12分
-
航空自衛隊も参加 5か国の輸送機が太平洋上で「サンタ」になる! 「クリスマス投下」作戦を実施
乗りものニュース / 2024年12月25日 11時12分
-
ステルス戦闘機は“強すぎて”大変!? 空自「F-35乗り」育成する苦労とは 唯一無二の飛行隊トップが激白!
乗りものニュース / 2024年12月23日 9時42分
ランキング
-
1たこ焼き屋を営んでいた50代男性の後悔。「タコの代わりに入れたもの」がバレて店が潰れるまで
日刊SPA! / 2025年1月19日 8時53分
-
238万円で“運転免許不要”な「“軽”自動車!?」がスゴかった! 400kgの“超軽量ボディ”&MT採用の「斬新モデル」! “RR”採用の全長2.7m級“2人乗りマシン”「フライングフェザー」とは
くるまのニュース / 2025年1月19日 16時10分
-
3中居騒動でフジが露呈「日本的組織」の根深い問題 いかに内部が狂っていても外まで伝わらないワケ
東洋経済オンライン / 2025年1月19日 8時40分
-
440歳から運動不足解消は何から始めたら良いの?
JIJICO / 2018年3月30日 7時30分
-
5睡眠研究でみる「眠りの質」良い人・悪い人の特徴 「よく寝た」と思っても熟睡できていないことも
東洋経済オンライン / 2025年1月19日 12時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください