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加藤清正公なら「籠城じゃ。」 熊本市の新ポスターが「響く」と話題

おたくま経済新聞 / 2020年4月27日 11時55分

加藤清正公なら「籠城じゃ。」 熊本市の新ポスターが「響く」と話題

熊本市の「籠城じゃ。」

 世界に影を落とす新型コロナウイルスの脅威。「密です」な状態を避けるには、やはり家にいる事が一番。ステイホーム、巣ごもりなどという言葉も出てきていますが、熊本市の新ポスターが「ステイホームより響く!」と話題になっています。


 
 熊本市の大西一史市長が、自身のツイッターアカウントで新しいポスター画像を紹介しています。「ステイホームも加藤清正公ならこう言ったでしょう。『籠城じゃ。』」というコメントと、「#家にいよう #みんなで打ち克とう #熊本市 #新しいポスター」というハッシュタグも添えて。

 ポスターのメインは熊本城。その横には、「籠城じゃ。」、さらに横には「家にいよう。みんなで打ち克とう。熊本市」というメッセージが書かれています。

 続くツイートでは、「このポスターは、撮影が馬場道浩さん、デザインは鈴木通直さん、コピーは赤城廣治さんです。一人でも多くの方々がお家にいていただけるように。そして早く収束するようにとの願いを込めて無償で作っていただいたものです。どうぞ画像データはご自由にお使いください。縦と横の二種類を置いておきます」と、説明しています。

このポスターは、撮影が馬場道浩さん、デザインは鈴木通直さん、コピーは赤城廣治さんです。一人でも多くの方々がお家にいていただけるように。そして早く収束するようにとの願いを込めて無償で作っていただいたものです。どうぞ画像データはご自由にお使いください。縦と横の二種類を置いておきます。 pic.twitter.com/5G8ZOhMAtF

— 熊本市長 大西一史 (@K_Onishi) April 26, 2020

■ 「籠城」ならピンとくる?

 このポスターは熊本市内で掲示されてすぐにSNS上でも話題になり、多くの人の関心を集めていました。「ステイホーム」や「ソーシャルディスタンス」といった横文字は、お年寄りにはあまりピンと来ないかもしれません。また、人によっては危機感を抱きにくいでしょう。しかし、「籠城」のたった二文字の威力はどうやら大きそう。

 ポスターを紹介した大西市長のツイートには、冒頭ふれた「ステイホームより響く!」の他にも、「籠城する!」「打ち克つ!」といったノリノリなコメントが続々よせられています。横文字よりも、我ら日本人にとっては「籠城」の方がイメージしやすく、しかも戦も想像することからよりやる気(戦う気)が起きるのかもしれません。

■ 籠城するには工夫も必要

 しかし、籠城するにも肝心の兵糧(食料)がないと籠城するにもできません。不要不急の外出は控えなければなりませんが、最低限の買い出しは必要。もし近所に早朝から空いている業務用スーパーや、24時間営業の食料品売り場があれば、早朝や遅い時間に買い出しに行く事も、密を避ける一つの手。近くに午前から午後までのスーパーしかなくても、できる限り空いている時間を狙っての買い出しが密を避ける事に繋がります。

 籠城するには工夫も必要。日持ちのする缶詰やレトルト食品、フリーズドライの活用や冷凍食品、自作冷凍作り置きなどをつくるなどして、買い物に行く回数を減らし、じかに人との接触をする機会を減らすことが、この戦の大きなカギとなるでしょう。

<参考・引用>
熊本市長 大西一史さん(@K_Onishi)

(梓川みいな)

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