葬儀サービス「お葬式ライブ」を長野のベンチャー企業が提供開始
おたくま経済新聞 / 2020年5月2日 11時0分
つばさホール(小田井) 葬儀式場紹介
「葬送に新しい選択肢を提供する」事を目的に設立された長野県佐久市のベンチャー企業「つばさ公益社」(代表取締役:篠原憲文)が、YouTube Liveを利用したライブ配信サービス・つばさの「お葬式ライブ」(29800円・税別)の提供を開始しました。
日本政府が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大をうけ緊急事態宣言を発出した事に伴い、これまでのように親族全体で葬儀を行い、多くの方の手で行うことが難しくなっています。友人知人だけでなく、近親者も、海外や都市部からの葬儀参加の自粛を求められるようになっている状況下、密集による感染拡大を防止する観点から、葬儀自体もごく近しい人のみで行われる昨今。
遠方の親族や親しい人たちにとって、本来であれば最後のお別れに立ち会いたかったのに参加できないというのは大きな心残りとなるもの。そんな声を受け、つばさ公益社は、つばさの「お葬式ライブ」を企画するに至ったとの事。
つばさの「お葬式ライブ」はYouTube Liveを活用したライブ配信サービス。音声映像受信の他、チャットツールを使い、双方向コミュニケーションを可能にすることで「もっと近くへ」「最後に顔が見たい」などの要望に応えることができ、定点配信に比べ手触り感のあるライブ配信が可能に。通夜式・葬儀式の他、納棺式にも対応しています。
参加者は特別なソフトウェアインストールをおこなうことなく、パソコン、スマートフォン、タブレットの他、スマートカーナビやセットトップボックス、スマートテレビ、ゲーム機など、インターネット環境が整っていれば参加が可能。
「お葬式ライブ」は限定URLで公開され、案内した方だけが参加できます。案内はQRコードやメール形式で発行され、読み込むか、URLをクリックすることで参加でき、配信動画はアーカイブされ、葬儀後7日間(初七日法要まで)確認することができます。
大切な人の葬儀に駆けつけたくても事情が許されない……この昨今、こういうお見送りの方法は、最後のお別れに直接立ち会えなくても、心の慰めになるのではないでしょうか。
情報提供:つばさ公益社
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