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最新対戦車ミサイル「ジャベリンF」第1期納入分の生産完了

おたくま経済新聞 / 2020年5月7日 14時3分

写真

ジャベリンFの第1ロット(Image:Lockheed Martin)

 レイセオンとロッキード・マーティンからなる「ジャベリン」ジョイントベンチャーは2020年5月6日(アメリカ東部時間)、FGM-148“ジャベリン”対戦車ミサイルの最新型「ジャベリンF(FGM-148F)」第1期納入分の生産を完了したと発表しました。

 ジャベリン対戦車ミサイルは、アメリカ軍で標準的な歩兵用対戦車装備。1人でも容易に運用でき、肩に担いで撃つだけでなく、台座に据え付けても発射可能な柔軟性も有しています。1996年以来、イラクやアフガニスタンの戦場で5000発以上が使用されてきました。

 最新モデルであるF型は、対装甲戦闘車両だけでなく、人間などソフトターゲットに対しても有効なものとなりました。また、爆発反応装甲(リアクティブアーマー)に対しても有効だとしています。

 ロッキード・マーティン側のプログラムディレクター、デビッド・パンターノ氏は「F型は、散弾的要素と対戦車用炸薬とを1つの弾頭にまとめています。私たちは、それぞれ異なる目標に対しても同じように対処できるよう、兵士の皆さんを補助していきたいと考えています」とコメントしています。

 アメリカ軍では2050年までに、計4万5000発のジャベリンを調達することになっており、今回はその第1期調達分。今後も性能をアップデートさせていきながら、ジャベリンの生産は続けられます。

<出典.引用>
ロッキード・マーティン ニュースリリース
Image:Lockheed Martin/U.S.Army/USMC

(咲村珠樹)

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