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花の名前を教えてくれるアプリを柴犬で試したら……つい納得の判定に頷きまくり

おたくま経済新聞 / 2020年5月15日 9時13分

花の名前を教えてくれるアプリを柴犬で試したら……つい納得の判定に頷きまくり

柴犬がガマ判定

 犬にとっても人間にとっても、お散歩するのに気持ちのよい季節。途中、犬が道端のニオイを嗅いでいる時に、ふと目に留まる花々にも心癒やされます。そんな花の名前を教えてくれるアプリを飼い犬に使ってみたところ……まさかの結果に。

 このスマホアプリは、千葉工業大学人工知能・ソフトウェア技術研究センターの研究プロジェクトが開発し、iOS版でリリースされている「ハナノナ」というアプリ。人工知能が花の種類を判定し、名前を教えてくれるというもの。現在770種類の花の種類が判定できるとのことで、リリース直後から大きな反響を呼んでいます。

 その話題のアプリを“あるツイッターユーザーさん”が、飼っている柴犬の散歩中に使って楽しんでいました。出会う花々にカメラを向けると、イワニガナ、ルリカラクサ、キンセンカと教えてくれたのです。

 そのついでに何気な~く柴犬の背中もアプリで解析してみたところ……。

「ガマ 別名:ガマ」

 柴犬を「ガマ」判定。オチが付いたような展開となってしまったのでした。確かに、柴犬の茶色い背中と胴体の長さはガマの穂の様に見えますね……。成熟して乾いたガマの穂を掴むと、ぶわっと綿毛が出るように、換毛期の柴犬も、ブラッシングでぶわっと毛が抜けるところまで似ている気が……。

 “あるツイッターユーザーさん”がTwitterでこのことを紹介するや、もちろん話題に。おかげで、自分の飼っているペットを判定にかける人が。やはり柴犬は茶色の背中がガマの穂と似ている判定されているのか、複数の人から「柴犬=ガマ」報告が寄せられていました。

 他にも、長毛種の白猫が「ワタスゲ」と判定されたり、茶トラの猫が「カーネーション」扱いされたり、白犬の正面を判定させたら「ヨルガオ」という、白い花のヒルガオ科の植物の一種と判定されたり……。

 ちなみに、弊社猫社員のラッキー氏、やや長毛の三毛猫なのですが、判定にかけてみたところ……「シロガネヨシ 別名:パンパスグラス」と判定。シロガネヨシは、イネ科シロガネヨシ属の多年生植物で、品種にもよりますが一般的に見かけるものは、穂の全体が白みがかった生成りのような色。もふっとしている感じが、言われてみればそうかも……と何となく納得させられてしまいます。

 同じく家にあった花をアプリで分析したところ、ちゃんと「イエギク」と出ました。これが本来の使い方なので、当然なわけですが。

 残念ながらアプリ版はiOS版だけのリリースですが、AndroidではWeb上で判定を行うことができるとの事。とりあえず、手持ちの画像をPCから送ってみたところ、キジトラ柄の丸まった猫が「テキサスルピナス 87%」という結果に。どうやらPCからアクセスすると、より詳細に解析結果の内訳を示してくれるようです。Android機でWebに繋いでみたところ、どうやら5月14日 19:30現在でもサーバーにアクセスできず、エラーが出てしまっています……。大人気。

 しばらくは「うちのペットがどんな植物に判定されるか」的な遊びが流行りそうな予感。でも、本来は主に日本の植物を収録した、「草花の名前を教えてくれる」アプリですので、自分の家のペットがどんな植物判定されたか納得できたら、外出の折に目にした草花に目を向けてみるとよいですね。ただの雑草としか認識していなかった草花にも、こんな名前があったのね、と草花が愛おしくなるかもしれませんよ。

<記事化協力>
匿名ツイッターユーザーさん
「ハナノナ」App Store・Web版

(梓川みいな)

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