巨大観覧車vs太陽の塔!? 特撮映画のような写真にくぎ付け
おたくま経済新聞 / 2020年5月18日 10時43分
ゴッドネスさん(@goddess19851021)提供
大阪府吹田市千里万博公園にある巨大観覧車「Redhorse OSAKA WHEEL」(以下、大阪ホイール)が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う自粛要請・解除の基準としている「大阪モデル」の警戒基準の到達レベルに基づき、5月14日より赤・黄・緑の3色でライトアップを実施。そのライトアップが思わぬ効果を生み出した写真が話題になっています。
この写真を撮影したのは、写真撮影を趣味としている、ゴッドネスさん。大阪ホイールに正面から相対している「太陽の塔」、双方ともに大阪モデルの警戒自粛基準が独自の指標をすべて下回る「緑」となり、それを反映してライトアップされています。
その大阪の象徴二つが対峙しているかのような光景を、「めっちゃはっきりした色だからか、非日常感がすげぇ・・・特撮かよってなる・・・」と撮影してツイッターに投稿。
この日は雨が降ったおかげで若干もやがかかっており、いつもならはっきりと映り込んでしまう送電線や鉄塔が特撮映画をより彷彿とさせる雰囲気に。大阪ホイールやビルに点灯している航空障害灯の赤い光も、ぽうっとぼやけた光となってその特撮感を強調しているようです。
めっちゃはっきりした色だからか、非日常感がすげぇ・・・特撮かよってなる・・・ pic.twitter.com/ZaiAfGw13M
— ゴッドネス (@goddess19851021) May 15, 2020
この写真を見た人たちからは、「ゴジラシリーズみたいだ」「エヴァンゲリオンの世界」「太陽の塔は使徒」などと、特撮映画の様な写真に様々な感想が。そして双方が戦っているかのようなコラ画像も。確かに、大阪ホイールの光を受けた太陽の塔が、その動きを封じられているようにも見えます。
というのも、太陽の塔が大阪モデルに基づくライトアップの試験点灯時、赤く染まっていたのを見ていた人たちからは、「今にも動き出しそうな怒りを感じるみたい」といった意見も出ており、赤い太陽の塔に恐怖感すら覚えるという感想を持つ人もいた様子。
5月11日から通天閣とともにライトアップを始めた太陽の塔、そしてそれに続いて14日からライトアップを始めた大阪ホイール。大阪府独自の休業要請解除の目安としていた7日連続での基準を満たしたのは、奇しくも同じ14日。新型コロナウイルスの蔓延により死者や自粛など、大きな被害が出ましたが、安全を表す緑色に安堵を覚えた人も多いのではないでしょうか。
両者対峙したまま動きません・・・
太陽の塔の下の顔は横から見るとリアル・・・!
現場からは以上です! pic.twitter.com/N512J9Nlc4
— ゴッドネス (@goddess19851021) May 17, 2020
この写真についてゴッドネスさんに話を聞いてみました。撮影した場所は、双方が良く見えるとある高台。昼間は手前の電線が邪魔なうえ、常に逆光になってしまうために撮影しても満足がいくものにならないと判断していたゴッドネスさん。
撮影した時は、
「背景が良い具合に靄がかって、普段は邪魔に思った電線が特撮映画を彷彿とさせる効果を生み出していました。これは怪獣映画かエヴァンゲリオンっぽく撮るしかない!と怪獣同士が対峙するシーンを思い浮かべ撮影しました。電線の後ろに隠していたり、背景の赤い灯りがぼやっと入るところはエヴァを強く意識しています」
と、撮影条件のチャンスを上手くとらえて撮影したのだそう。
その意図が見た人たちに通じ、「狙った効果が伝わっていて嬉しかったです」と。ちなみに、撮影機材はCanon EOS R にEF70-200mm F4 L IS を使用。車の中で撮影セッティングを行いバスタオルをかぶせて4秒のスローシャッターで撮影しているそうです。
この作品が撮れたのも、新型コロナウイルスでの犠牲を増やしたくない、という大阪モデルの基準を満たせたからこそ。ゴッドネスさんも、この写真に続くツイートで「新型コロナでお亡くなりになった方々への哀悼と、現在治療中の方々の一刻も早いご回復をお祈り申し上げます。また、自粛生活を支えてくださった業種の方々への感謝を!ありがとうございます!今を耐え忍び、また皆が笑顔で集まれる日が来ますように!」と綴っています。
今後、警戒が解除されていくとともに再びウイルス感染者が多くなる懸念もあります。再び太陽の塔が真っ赤になって怒りださないためにも、警戒解除となっても気を緩めず、各自感染防止を徹底していきたいものですね。
<記事化協力>
ゴッドネスさん(@goddess19851021)
<参考>
レッドホース オオサカホイール・到達レベルをライトアップにより周知
(梓川みいな)
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