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ソーシャルディスタンスで接客時のセクハラが激減?「この文化は続いて欲しい」

おたくま経済新聞 / 2020年6月10日 17時47分

ソーシャルディスタンスで接客時のセクハラが激減?「この文化は続いて欲しい」

三森みささん(@mimorimisa)提供

 新型コロナウイルスの脅威は、今までのあらゆる生活様式を変えつつあります。接客業務での対応もその一つ。ソーシャルディスタンスによって今までセクハラ行為の被害を受けていた人たちがもれなく共感したという漫画がツイッターで話題になっています。

 話題の漫画は、漫画家の三森みささんがツイッターに投稿した「これからも維持してほしいソーシャルディスタンス」。三森さんは依存症啓発漫画「だらしない夫じゃなくて依存症でした」などで知られています。

 今回話題となった「これからも維持してほしいソーシャルディスタンス」に描かれているのは、三森さんが実際に遭遇したセクハラ行為。

これからも維持してほしいソーシャルディスタンス pic.twitter.com/8BjdQ6Mea0

— 三森みさ@書籍販売中『だらしない夫じゃなくて依存症でした』 (@mimorimisa) June 6, 2020

 接客業をしていた当時、男性客に無駄に手を握られて指をスリスリ。男性客「女の子っていいよね~。癒やされるわぁ」と無駄に触られたり、釣銭を渡す時に「電卓をポチポチっとな」などと意味不明の言葉とともに手を突つかれたり。

 された側にとっては癒やしどころか、ただただ気持ち悪いだけ。あかの他人をセクハラまがいで勝手に癒やしに使わないで欲しい!

 またある時は、スーパーで店員のお姉さんに意味不明な握手を求める男性客を目撃した三森さん。スーパーで堂々とセクハラ行為……。接客業で嫌ほど似たような経験をしてきただけに、「この世は地獄だと思った」と……。

 そして現在。コロナ対策でレジにはビニールカーテンが張られ、釣銭はトレイでの受け渡しが基本に。無駄に他人の手を触る必要がなくなり、お互いに安心して受け渡しができる事に安堵を覚えた三森さん、「コロナ騒動が終わっても、この文化は続いて欲しいな」と締めくくっています。

 漫画を読んだ人たちからは、同じように握手を求められたり、手を握られて離してもらえなくなった事がトラウマとなった……などなど、共感の声や、実際にあったセクハラ体験談が続々と寄せられてきています。

 これまでの「お客様至上主義」的なサービスからの脱却を求めたいと思う人、意外と多いと思うのです。若いイケメン店員さんがレジにいた時、そちらに並び直して釣銭をもらう時に両手で撫でまわす様に受け取っている中高年女性を見た事が、実は筆者もあります。この漫画を読んだ時にその当時の光景を思い出してしまい、思わず「ああはなりたくない……」とつぶやいた事も一緒に思い出したのでした……。

 あかの他人からの不必要な接触は、やはり不快に感じるもの。このため漫画へのリプライには男女どちらからも、「残って欲しい文化である」と同意する意見が出ています。

 世の中には、様々なトラウマなどから他人との距離が近いという事に恐怖を覚える人が少なくありません。そして、混雑している場所自体に対する不快感、恐怖感を覚える人も実は少なくないのです。

 セクハラや痴漢は、人との距離を取る事で未然に防止することができる犯罪。親しい間柄の人以外でのソーシャルディスタンス、根付いてくれると電車内の混雑による痴漢やスリなどの犯罪も減るのではないでしょうか?

<記事化協力>
三森みささん(@mimorimisa)

(梓川みいな)

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