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アジアで人気爆発の中国BLアニメ「魔道祖師」日本版シリーズ制作決定

おたくま経済新聞 / 2020年6月13日 9時6分

アジアで人気爆発の中国BLアニメ「魔道祖師」日本版シリーズ制作決定

アニメ「魔道祖師」

 古代中国を背景にした、緻密で壮大なストーリーが魅力のオンラインBL小説が原作のアニメ「魔道祖師」。中国の配信サービス、テンセントビデオで公開すると3日で4000万PVを記録した人気作が、日本版として上陸することが明らかになりました。

 中国のオンライン小説サイト「晋江文学城」で、2015年から2016年にかけて連載された墨香銅臭(ぼっかどうしゅう)さんの小説「魔道祖師」。古代中国を背景とした、人々に仇なす妖魔や邪鬼を退治する人々「仙門の修行者」の活躍を描く作品です。

 修行者たちはそれぞれが違う一族(総称して「仙門百家」と呼ばれる)に属しており、その中でも特に優れた仙門、雲夢江氏(うんぼうのこうし)、姑蘇藍氏(こそのらんし)、蘭陵金氏(らんりょうのきんし)、清河聶氏(せいかのじょうし)、岐山温氏(きざんのおんし)の「五大世家」によって世の秩序が保たれています。しかし、そのうちの強欲で野心的な仙門である岐山温氏が暴虐の限りを尽くし、人々は苦しんでいました。

 岐山温氏を誅するため、雲夢江氏、姑蘇藍氏、蘭陵金氏、清河聶氏の修行者が団結し「射日の征戦」で岐山温氏を討ち果たすことに成功します。この戦いで活躍した、雲夢江氏の夷陵老祖(いりょうのろうそ)こと魏無羨(ぎ・むせん/ウェイ・シーウェン)は、修めた術である「鬼道」が強大な力を持つがゆえに人々に恐れられ、やがて身の破滅を招いてしまいました。

 そして13年の月日が流れ、呪術によって復活した魏無羨は、かつての友である姑蘇藍氏の藍忘機(らん・ぼうき/ラン・ワンジー)や、義兄弟の契りを交わした雲夢江氏の江澄(こう・ちょう/ジャン・チョン)と再会。しかし過去の謎はいまだ消えず、世間の人々はまた魏無羨を疑い始めます。すべての始まりは、彼らの少年時代における出会いに遡るのでした。

 伝奇小説や武侠小説にも通じる世界観、そしてイケメン揃いのキャラクターとあって、アジアでは絶大な人気を誇る「魔道祖師」。原作小説のほか、ラジオドラマやアニメ、漫画、実写ドラマやゲームへと様々なメディアミックスが展開され、日本ではこれまで実写ドラマ版「陳情令」のブルーレイBOXのほか、キャラクターの「ねんどろいど」がリリースされています。

 いよいよ日本に上陸するアニメ版「魔道祖師」は、字幕版だけでなく、日本語吹き替え版の制作も予定しているとのこと。株式会社ソニー・ミュージックソリューションズと株式会社アニプレックスが共同で展開し、展開開始時期や公開方法は決まり次第発表するとしています。また、アニメ「魔道祖師」日本語版公式Twitter(@mdzsjp)でも情報を発信する予定です。

(C) 2020 Shenzen Tencent Computer Systems Company Limited
情報提供:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ

(咲村珠樹)

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