NATO無人偵察機RQ-4D 初の飛行任務を完了

おたくま経済新聞 / 2020年7月16日 19時0分

写真

NATOのRQ-4D初任務に参加したカナダ空軍メンバー(Image:カナダ空軍)

 カナダ空軍は2020年7月14日、NATOが導入した無人偵察機RQ-4Dフェニックスが、初めての飛行任務をカナダ空軍のメンバーも参加して実施したと発表しました。飛行はNATOの地上偵察監視部隊が拠点を置くイタリア、シチリア島のシゴネラ空軍基地を発着する形で実施されています。

 NATOの無人偵察機RQ-4Dフェニックスは、ノースロップ・グラマンのRQ-4グローバルホークのブロック40をベースにした派生型。NATOでは5機のRQ-4Dを調達することになっており、その1号機は2019年11月21日にイタリアのシゴネラ基地に無人操縦で到着しました。

 2020年1月には、NATOのストルテンベリ事務総長がシゴネラ基地を訪れ、運用試験中のRQ-4Dを視察。30時間以上に及ぶRQ-4Dの滞空時間を評し「1回の飛行でポーランド全土と同じくらいの面積を調査することが可能だ」と語っています。



 カナダ空軍によると、初期作戦能力(IOC)を獲得したRQ-4D最初の飛行任務は、2020年6月4日に実施されたといいます。シゴネラ空軍基地を西に向かって離陸したRQ-4Dは、およそ9時間半にわたって飛行を続けました。

 RQ-4Dは無人偵察機ですが、運用には多くの人が関わります。操縦をはじめ、搭載された合成開口レーダー、地上移動目標探知センサーなど、それぞれの機器に対応するオペレータがつき、送られたデータを分析します。

 今回の初任務にカナダ空軍から参加したのは、パイロットと電子センサーのオペレータ、そして情報分析を担当するオペレータ。飛行は長時間に渡るので、パイロットを含め複数のオペレータが交代で任務にあたりました。

 カナダはこの地上偵察・監視(AGS)プログラムに2015年の創設以来参加しています。当初はパイロットと電子センサーのオペレータが1名ずつ派遣されていましたが、現在は電子センサーオペレータと情報分析官1名ずつが加わり4名体制に。完全作戦能力を獲得し、本格運用が始まる際には情報分析官とミッションディレクタを追加派遣し、6名体制になるとのことです。

<出典・引用>
カナダ空軍 ニュースリリース
Image:カナダ空軍/NATO

(咲村珠樹)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング