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アメリカ空母ニミッツとレーガン 南シナ海で再度共同訓練

おたくま経済新聞 / 2020年7月20日 16時0分

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並んで航行する空母ニミッツと空母ロナルド・レーガン(Image:U.S.Navy)

 アメリカ海軍の空母ニミッツと空母ロナルド・レーガンの両打撃群が2020年7月17日(現地時間)、ふたたび南シナ海で共同訓練を実施しました。ニミッツとレーガンは7月上旬にも南シナ海で挙動訓練を実施しており、2週間のうちに2回実施するのは極めて異例のことです。

 空母ニミッツとその打撃群(巡洋艦プリンストン、駆逐艦スティレット、駆逐艦ラルフ・ジョンソン)は、先に西太平洋の第7艦隊担当区域に遠征していた空母セオドア・ルーズベルト打撃群と交代するため、2020年6月8日にサンディエゴを出港。6月21日にマリアナ諸島の西、フィリピン海でセオドア・ルーズベルト打撃群と会合し、共同訓練を実施しました。

 その1週間後の6月28日には、同じフィリピン海でロナルド・レーガン空母打撃群(巡洋艦アンティータム、駆逐艦マスティン)とニミッツ空母打撃群が共同訓練。さらに7月4~6日、今度は南シナ海でレーガン、ニミッツ両空母打撃群は共同訓練を行なっています。


 日本に前方配置された空母が、遠征してきた空母と共同訓練をするのは、2018年11月にロナルド・レーガンとジョン・C・ステニスがフィリピン海で実施して以来。およそ1年半ぶりの機会でしたが、今回は6月28日、7月4~6日、そして7月17日と、3週間で3回も実施するのは極めて異例のこと。6月21日のニミッツとセオドア・ルーズベルトが実施した共同訓練を入れると、西太平洋地域で4週間に4回というハイペースぶりです。


 これらの訓練について、第7艦隊司令官のビル・マーツ中将は「ハイエンドの共同訓練は、非常に高い柔軟性、耐久性、機動性、そして火力をすべての戦闘環境にもたらすものです。志を同じくする地域のパートナーとともに、国際法にのっとった航行、飛行、そして行動をアメリカが直接サポートするという意志の現れであり、インド太平洋地域の平和と安定をサポートするため、アメリカ海軍は持てる能力と柔軟性をフルに発揮します」と述べています。


 南シナ海で実施された今回の訓練と時を同じくして、アメリカ空軍ではB-1B爆撃機をグアム島アンダーセン基地に進出させ、日本の航空自衛隊と共同訓練を実施しています。アメリカは西太平洋、南シナ海地域での活動を活発化させており、周辺諸国に無言のメッセージを送っているといえるでしょう。

<出典・引用>
アメリカ海軍 ニュースリリース
Image:U.S.Navy

(咲村珠樹)

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