ネットで話題の「日本一快適な自転車専用レーン」について東京都に聞いてみた

おたくま経済新聞 / 2020年7月29日 12時39分

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東京文京区にある自転車専用レーン

 私事で恐縮ですが、筆者は週末に買い物をするときよく自転車を利用しています。そこで感じるのは気を付けるべき対象が多いこと。自転車が走れる歩道では当然ながら歩行者には注意しないといけないし、そもそも通常ですと車に注意して車道を走らないといけない。こんなとき、自転車専用レーンがもっと普及すればと感じることがしばしばです。

 こんな「自転車レーン」を渇望する思い。同じ思いを有する人は多くいるようで、先日Twitterにて投稿された東京の自転車専用レーンが多くの注目をあつめました。

 「日本一快適な自転車専用レーンが文京区にあった」

 そう投稿した102so(じゅうにそう)さんによると、撮影した場所は東京文京区にある自転車専用レーン。レーン内にはツイートの画像でもはっきりわかるような「自転車専用」という文字が白で大きく記されており、さらに道幅がどこまでかはっきり分かるように、内側部分は青で塗られています。自転車通行者もこれなら快適に走行出来るのではないでしょうか。

 102soさんは普段、東京都内の旧町名の痕跡を見つけては記録に残す活動をしているとのことで、移動手段は専ら自転車。(ちなみに102soの由来は新宿区にあった十二社からだそうです)このため、都内あちこちを自転車移動しており、その中で今回のレーンに出会ったそうです。

 都内では近ごろ車道の端に自転車専用レーンを設けるところが増えつつあるそうですが、元ある車道の端部分から引かれているためか幅が不十分で、走行中に自転車・自動車双方が危険と感じることも多くあるとのこと。

 ところが今回出会ったレーンは、自転車にもしっかり配慮されているため、これまでの経験もあり思わず感動してしまったとのこと。「このような完璧な理想の自転車専用レーンは初めてだった」と、102soさんは編集部の取材の中で語っています。ちなみに私は都内在住ではないですが、在住しているエリアでもここまで分かりやすいレーンは目にしたことはありません。

 そんな文京区の自転車専用レーンですが、実際に設置した側はどういう狙いをもって整備したのか。今回編集部では東京都側の担当者にもお話を伺いました。

 取材に応じていただいたのは、東京都建設局第六建設事務所に所属する今回の自転車レーン設置の担当者。曰く、この都道の正式名称は「牛込小石川線」といい、同じ文京区内の白山通りにも設置しているそうです。

 この自転車レーンは今年(2020年)5月に本格稼働をしたとのことで、昨今高まっている自転車需要を背景に整備を行ったそう。ただし、今回の整備はレーンの車道側に駐車枠を設けた自転車レーンのため、賛否両論があるそうで今回のツイートはありがたいものの、今後も注視していきたいとのことでした。

 実際に102soさんのツイートにも様々な反応があり、自動車・自転車からみた改善点や実際に通行した方の意見、海外での事例等が寄せられています。純粋に謝意を伝えるために投稿した102soさんも、様々な視点や考え方があることが分かって勉強になったとのこと。

 どうやらまだまだ改善の余地があるこの自転車専用レーンですが、ひとつ言えるのは自転車需要の高まりに対して、行政側も具体的な取り組みを始めているという点。

 「自転車と自動車がお互い安全に気を付けて走行してほしい」

 そう最後に私に語ってくれた102soさんの想いがさらに共有されること、願ってやみません。

日本一快適な自転車専用レーンが文京区にあった。
明らかに車に引かれるだろと言わんばかりの場所に設置されたり自転車専用とは名ばかりの実質パーキングレーン化など散々辛酸を舐めさせられてきましたが、この充分な道幅とレーンの外に設置された駐車スペースに感動した。文京区にふるさと納税したい pic.twitter.com/hem0GDEDbs

— 102so(じゅうにそう) (@102so) July 14, 2020

<記事化協力>
102soさん(@102so)
東京都建設局第六建設事務所

(向山純平)

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