コンビニ店員の事件簿 「レジ袋有料化」「イートイン税率」導入後のトラブル

おたくま経済新聞 / 2020年8月29日 15時0分

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イートイン問題

 イートイン利用による消費税10%やレジ袋有料化が実施されて暫く経ちました。筆者は接客業が好きで、中でもコンビニではライターをしつつ10年ほど働いていますが、時間が経つことにより、問題点も浮き彫りになってきています。

 店員達の間でも「この問題はどうにかしたい」、「もう少し対策をしよう」とアイデアが出ているこのごろ。筆者の体験を語っていこうと思います。

■ 互いにスマホをかざして録画しけん制

 基本的にイートインがあるコンビニですと「店内飲食」のお客様向けに、片付けを容易にする為にトレーを貸し出すお店もオーナー店舗で増えて来ています。一方「持ち帰り」のお客様にはトレーを渡さないのですが、このトレーの有り無しを巡りトラブルが起きています。

 イートインの消費税を払った店内飲食のお客様が、「私は払ったのに、この人は払っていない」と持ち帰りのお客様に注意をして、お客様同士の喧嘩が発生しました。その喧嘩は凄まじく、「証拠を撮る為だ」とお互いにスマートフォンを構え、録画をし始め、警察を呼ぶところまで発展してしまいました。

 お客様同士で撮影をするのは時代なんだなぁと感じつつ、止めるために声をかけるとき「映りたくない(涙)」と心から思ってしまいました。

■ イートインでの飲酒、喫煙

 コンビニのイートインは基本的に禁酒になっています。

 理由としてはコンビニのイートインの特性上、席の数が少なく、子供連れが多い為、飲酒はお断りしていることが多いです。その際決まって「私は良いだろ」というお言葉と、その場で一気飲みして「ゴミ箱!!!」と言う方が多いです。

 それと一緒でイートインで喫煙をされる方も一定数居ます。大体の方は酔っ払っての行動ではありますが、火災報知器も反応してしまうので、これは絶対にしないで欲しいです。

■ イートインの時間外利用

 コンビニのイートインは夜には閉鎖してしまうところが多く、閉鎖する店舗では定められた時間外のイートインをお断りしています。しかし、時間外なのにも関わらず、片付けているイートインの椅子を持ち出して勝手に並べて使い始める人がこれまた意外と多いのです。

 地域柄もあるとは思うのですが、注意をすると逆ギレされることもしばしば。

■ 増えるエコバッグ万引き

 ここ最近話題に上がっているエコバッグ万引き、コンビニでも被害が多いです。手口としては、コンビニのかごの中にエコバッグを入れて買い物しつつ、一部の商品をエコバッグの中に入れ、これは別のお店で買った物として言い逃れしようとします。

 この方法をとられると、正直コンビニで買ったのかそうでないのかが一瞬で判断できません。対策としては、エコバッグをかごに入れない様に声掛け、もし商品が入っているエコバッグをみかけたら別のお店のレシート確認を行うこともあります。

 このため、怪しまれたくない人は、かごの中にエコバッグを入れないことをオススメします。店員としてもお客様を疑いたくないのが本音ですしね。

■ 豆腐用のポリ袋、備品の窃盗

 お店の親切が仇となり、発生してしまったトラブルになります。

 このトラブルは、コンビニでありながら、豆腐用のポリ製のロール袋を店の好意で箸やお手拭きと共にお客様の自由に取れる位置に置いていたのですが、レジが忙しくなり目を放した隙に袋がごっそりなくなっていました。不思議に思いながらもその日は補充して終了。

 後日新しい豆腐用のポリ袋を補充してから仕事をしたのですが、豆腐用のポリ袋を20枚程持って行くお客様の姿が……流石に注意をしに行ったのですが、無料のレジ袋を持っていったら店員に怒られたとクレームを頂きました。

 その後、お店の方針としてお客様が取れない様にして、店員が必要そうなお客様に渡す、レジ会計時その場で袋に入れる方針にかわりました。

■ 会計を忘れて店をでるお客様

 手ぶら来店されたお客様が、会計を通さないまま商品を持って外に出て行くケースがレジ袋有料化になってから目立つ様になっております。

 物としては小さい飴からチョコレート、充電器、酷い物だと米まで。お客様に確認すると「会計忘れていた」といい、その場でお金は払ってくれはするものの、意図的にやっているんだろうなと思う時もあります。

 とはいえ、恐らくですが何気なく商品を持ったまま外に出てしまうのは、レジ袋を買わない・エコバッグを持ち歩かないという派の人なのかな?と。袋に入れずに商品を持ち出すことに慣れすぎたがゆえ、無意識に持ち出しているのだろうと推察しています。会計後に袋にいれずに持ち帰る派の人は気をつけてくださいね。

 コロナが続き、更にレジ袋も有料化、イートインの利用制限もあり、お客様には大変ご迷惑をおかけしていると思いますが、ごく一部お客様起因の問題もあり、利用が制限されてしまうこともあります。

 店員とお客様、どちらも気持ちよく使えるお店になる様、コンビニ業界も努力をしているので、ほんの少しの優しさをコンビニの方にも向けて頂けると幸いです。

(戦魂)

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