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スペイン空軍 NH90捜索救難ヘリ1号機を受領

おたくま経済新聞 / 2020年10月18日 9時0分

スペイン空軍 NH90捜索救難ヘリ1号機を受領

スペイン空軍NH90の1号機(Image:スペイン空軍)

 スペイン空軍は2020年10月14日(現地時間)、新しい捜索救難ヘリコプターNH90の1号機を受領したと発表しました。NH90は老朽化しているAS332捜索救難ヘリコプターの後継として、首都マドリッド郊外のクアトロ・ビエントス基地に所在する第48航空団で計12機が運用される予定です。

 これまでスペインでは、陸軍航空隊が14機(うちプロトタイプ1機)のNH90を受領し、運用してきました。今回の捜索救難仕様はスペイン軍にとって15機目、そして空軍では初のNH90となります。

 スペイン空軍参謀本部のフランシスコ・J・フェルナンデス中将は、納入式典で「NH90はスペイン空軍にとって、幅広い任務に対応する重要な装備です。特に第48航空団に配属される機体は、捜索救難(SAR)や患者の航空輸送(MEDEVAC)に使用されます。将来的には戦場における人員のピックアップや、特殊部隊の航空作戦といった、ヘリコプターにとって最も困難な任務にもに利用されるでしょう」とコメントし、空軍におけるNH90の重要性を強調しています。

 NHインダストリーズ代表兼エアバスNH90プログラム責任者のナタリー・タルノー・ロード氏は「NH90は、特に高温、高地での運用に適しており、スペイン空軍の重要な任務にとって、とても現実的な装備だといえます」とコメントし、NH90の性能に太鼓判を押しています。


 スペイン空軍では、この1号機を含めて12機のNH90を発注しており、全機が首都マドリッド郊外のクアトロ・ビエントス基地(マドリッド=クアトロ・ビエントス空港)に所在する第48航空団で運用される予定。第803飛行隊のAS332を更新し、捜索救難や特殊作戦航空任務部隊の一員として、捜索救難や海上哨戒の任務に供されることとなっています。

<出典・引用>
スペイン空軍 ニュースリリース
NHインダストリーズ プレスリリース
Image:スペイン空軍/NHインダストリーズ

(咲村珠樹)

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