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「銀河鉄道999 シネマ・コンサート」にタケカワユキヒデの参加決定

おたくま経済新聞 / 2020年11月6日 17時4分

「銀河鉄道999 シネマ・コンサート」にタケカワユキヒデの参加決定

「銀河鉄道999 シネマ・コンサート」にタケカワユキヒデ参戦 先行受付がスタート

 劇場公開から42年。「劇場版銀河鉄道999」のシネマコンサートが、2021年2月に東京と大阪で開催が決定。スペシャルゲストに同作品の挿入歌や主題歌を歌った、ゴダイゴのタケカワユキヒデさんが参加することも発表されました。

 シネマ・コンサートは、映画のセリフや効果音はそのままに、音楽パートをオーケストラが本編上映に合わせて生演奏するもので、映画をライブ感覚で楽しめるエンターテイメント。2015年秋に映画「ゴッド・ファーザー」シネマコンサートが日本に上陸して以来、数々の洋画や邦画の名作を題材に上演されています。

 「劇場版銀河鉄道999」(原作・松本零士)は、1979年8月4日に劇場公開されたアニメーション作品。1978年9月からTVアニメの放送が始まり、劇場版はTV放送から1年を経て「銀河鉄道999」の人気が高まっていたタイミングで公開され、同年の邦画動員1位となり、当時16億5000万円超の興行収入をあげ、大ヒットしました。

 作品の魅力は、主人公の星野鉄郎、謎の美女メーテルに999号の車掌と、魅力あふれる登場人物に加え、松本零士作品の人気キャラクター、キャプテン・ハーロックやクイーン・エメラルダスも登場するところ。さらに、なんといっても素晴らしいのは、音楽を担当した青木望さんが作曲したスコア。叙情的なストリングスを多用し、全編に渡って美しい旋律が奏でられています。

 「銀河鉄道999」のシネマコンサートでは、マエストロ・栗田博文のタクトのもと、国内屈指の名門オーケストラ、東京フィルハーモニー交響楽団と大阪交響楽団が映画の中の美しい調べを演奏します。

 シネマコンサート開催にあたって、もっとも重要なのはオリジナル・スコアの存在だったそうなのですが、幸いなことに青木望さんの自宅に譜面が保管されていたことが判明。シネマコンサートのプロデューサーである飯島則充さんが、そのスコアを見て瞠目。鉛筆で手書きされた譜面は、丁寧かつ整った状態で書き込まれ、メロディの美しさもさることながら、現代のシネマコンサートにそのまま使えることもわかったとのことです。

 また、「劇場版銀河鉄道999」のもうひとつの魅力は、ゴダイゴが歌った主題歌。「モンキー・マジック/ガンダーラ」や「ビューティフル・ネーム」の大ヒットで人気絶頂のゴダイゴに映画会社が依頼。今でこそ普通のことになっていますが、当時はロックバンドがアニメの主題歌を歌うのは珍しいこと。アニメとロックに組み合わせに不安視する声もあった中、映画公開前の7月にリリースされるや、主題歌のシングルは空前の大ヒットを記録しました。

 「銀河鉄道999 シネマ・コンサート」では、その主題歌を歌ったゴダイゴのタケカワユキヒデさんがスペシャル・ゲストとして東京・大阪の両会場に参加。巨大なスクリーンに上映される映像と、フル・オーケストラの演奏と共にライブで歌唱し、豪華なコラボが実現します。

 2月6日の東京公演(昼夜2回公演)は東京国際フォーラム(ホールA)で、2月11日の大阪公演はフェニーチェ堺(大ホール)で開催。チケットは、12月5日の一般発売に先駆け、11月6日から先行受付がスタートしています。

(c)松本零士・東映アニメーション
情報提供:株式会社ディスクガレージ

(佐藤圭亮)

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