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アメリカ海兵隊キャンプ・ペンドルトンで射撃競技会開催

おたくま経済新聞 / 2020年11月18日 19時0分

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射撃競技会でM18を撃つ海兵隊員(Image:USMC)

 カリフォルニア州にあるアメリカ海兵隊キャンプ・ペンドルトンで、2020年11月に射撃競技会が開催されました。これは海兵隊全体を対象にした射撃競技会の第1ステージで、キャンプ・ペンドルトンで開催されるのは7年ぶりのことです。

 今回、キャンプ・ペンドルトンで開催されたのは、アメリカ海兵隊ナンバーワンの射撃手を決める競技会「2021 Competition-In-Arms」プログラムの第1ステージ。世界中に散らばる海兵隊の部隊を5地区に分け、それぞれの代表を選抜します。

 この競技会には、様々な部隊・職種からの参加が奨励されています。射撃競技の監修を務めるのは、海兵隊の射撃競技代表チーム。


 キャンプ・ペンドルトンでの大会を統括した、サンディエゴ海兵隊募集事務所の武器・訓練大隊司令官、カルロス・ジャクソン大佐は「参加者は歩兵のほか、オペレーター、車両のオペレーター、エンジニア、情報部門など、様々な職種がいます。ここで学んだスキルを部隊に持ち帰り、同僚を鍛えることができます。それこそが、私たちの最も望むことなのです」と語り、競技だけでなく、ハイレベルのスキルを様々な部隊へ還元する取り組みであることを強調しています。

 参加者は2週間、12日間にわたるトレーニングの日程が設けられ、ポジショニング、移動射撃、動的目標に対する射撃など、ハンドガン、ライフル射撃における最先端の講習を受講します。

 海兵隊の予備役部隊である、第4海兵兵站群の第45戦闘兵站連隊(ジョージア州マリエッタ)から参加したエバン・ニコラス三等軍曹は「私が学ぶべき最大のものは、いかにステージを乗り切るか、プレッシャーの中で的確な判断ができるか、いかに動的な環境の中で複数の目標を相手にするかです。参加者は毎年のハンドガンやライフルの運用資格を得るだけでなく、これまでにないような環境の中で火器を扱う方法を学べます。これは海兵隊におけるほかのコースにはない、独特のものです」とコメント。競技とそのトレーニングを通じて、より高度なスキルを学べる利点に言及しています。

 このプログラムでは、個人用小火器における基本的な射撃スキルを磨き、様々な射撃テクニックを学ぶだけでなく、競技という競争の中で肉体・精神両面での限界を突破することで、総合的な能力を向上させることに重点が置かれています。

 競技の終わりには、上位10%に入った参加者には海兵隊射撃競技(MCMC)記念メダルが授与され、ハンドガンとライフルの最優秀チームにはトロフィが贈られました。

 次回の大会は12月6日~8日、沖縄県のキャンプ・バトラーで開催予定。海兵隊ナンバーワンの射手を決める決勝は2021年4月、バージニア州のクワンティコ海兵隊基地で開催されることになっています。

<出典・引用>
アメリカ海兵隊 ニュースリリース
Image:USMC

(咲村珠樹)

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