マリ共和国空軍 2機目のC295輸送機を発注
おたくま経済新聞 / 2020年12月4日 21時0分
![マリ共和国空軍 2機目のC295輸送機を発注](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/otakuma/otakuma_20201204_04_0-small.jpg)
マリ共和国空軍のC295輸送機(Image:Airbus)
エアバスは2020年12月2日(現地時間)、西アフリカのマリ共和国から追加のC295輸送機を受注したと発表しました。マリ共和国空軍では2016年末からC295輸送機を運用しており、老朽化している輸送機の世代交代を図ります。
西アフリカのマリ共和国では武力衝突が絶えず、現在は旧宗主国のフランスと、ドイツが平和維持部隊(PKO)を派遣しています。2020年8月には軍事クーデターが起こり、暫定政府が樹立されました。日本の外務省はクーデターを非難する声明を出しており、現在のところ暫定政府を承認していません。
一方、マリ共和国空軍の装備は老朽化が進んでおり、大型の輸送機はDC-3をターボプロップ化したBT-67や、1980年代に導入されたアントノフAn-26という状況。これらの後継として、C295を1機導入したのは2016年のことです。
今回の追加発注も1機で、マリ共和国空軍の大型輸送機はC295に統一されることになります。発注を受け、エアバス・ディフェンス&スペースでマーケティングとセールス部門を統括するベルナール・ベルナー氏は「マリ政府からの再度の発注は、C295の卓越した性能と能力を物語るものです」とコメントし、2016年に導入されたC295の実績に基づくものという見方を示しています。
西アフリカ諸国では、ほかにブルキナファソやガーナ、コートジボワールといった旧フランス植民地諸国でもC295を運用しています。今回発注分のC295は2021年にも引き渡され、現在もイスラム系過激派組織アンサール・アッ=ディーンの勢力下にある、国土の北部を奪還する作戦に投入されるものと思われます。
<出典・引用>
エアバス プレスリリース
外務省・外務報道官談話「マリ共和国情勢について」
Image:Airbus
(咲村珠樹)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ワグネル戦闘員84人殺害か マリの反政府武装勢力
共同通信 / 2024年8月2日 17時1分
-
ワグネル戦闘員がマリでの待ち伏せ攻撃で数十人死亡──アフリカ軍事政権の間でロシア傭兵の信用失墜か
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月31日 16時5分
-
西アフリカ・マリでロシア民間軍事会社「ワグネル」戦闘員多数死亡、「最大規模の損失」か
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月30日 7時21分
-
性能はF-15並み!? 幻の「スーパーミラージュ」なぜ失敗に終わったのか フランスが生んだ最強戦闘機
乗りものニュース / 2024年7月25日 6時12分
-
米仏軍が撤収、露が勢力圏に取り込み 西アフリカのニジェール、マリ、ブルキナファソ
産経ニュース / 2024年7月23日 19時7分
ランキング
-
1「モテすぎて坊主にした」SNSで話題の女性。「無駄に性愛を向けられることは9割減りました」
日刊SPA! / 2024年8月2日 15時53分
-
2免許を取ったばかりなのですが、「初心者マーク」をつけるのが恥ずかしいです。 貼らなくてもいいのでしょうか?
くるまのニュース / 2024年8月2日 19時10分
-
3東京株式市場の大幅続落に投資家が悲鳴! SNS上で名指し《植田ショックを招いた3悪人》の名前
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月2日 16時58分
-
4旅行に行くなら持っておきたい100円ショップの便利グッズ6選
MONEYPLUS / 2024年8月2日 18時0分
-
5女性から自然と「好かれる/嫌われる男性」に共通している“6つの特徴”
日刊SPA! / 2024年7月28日 8時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)