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「ボルテスV」がフィリピンのテレビで復活 CG特撮の実写版予告編が公開

おたくま経済新聞 / 2021年1月16日 9時0分

「ボルテスV」がフィリピンのテレビで復活 CG特撮の実写版予告編が公開

「ボルテスV・レガシー」予告編より天空剣を手にするボルテスV(スクリーンショット)

 1970年代に放送されたロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」。日本のみならず、特にフィリピンで国民的人気を誇った名作が、フィリピンで復活!CGを駆使した実写版「ボルテスV・レガシー」としてテレビ放送されることになり、新たな予告編が公開されました。懐かしのOPテーマも一部聴くことができます。

 故・長浜忠夫監督のもと、1977年~1978年にテレビ朝日系で放送された「超電磁マシーン ボルテスV」。前作の「超電磁ロボ コン・バトラーV」に続き、5つのメカが合体する巨大ロボットをモチーフにした作品で、長浜監督のロマン主義と壮大なドラマ性が全面的にフィーチャーされた傑作として知られます。

 物語の軸をなしているのは、フランス革命をモチーフにしたもの。侵略側であるボワザン星(ボワザン帝国)とその地球侵略軍司令官であるプリンス・ハイネル、それに立ち向かうボルテスチームの剛3兄弟はハイネルと父(ボワザン帝国の王族で科学長官のラ・ゴールこと剛健太郎)を同じくする兄弟という設定と、大河ドラマを思わせる壮大なストーリー展開は、低年齢層だけでなく中高生や大学生をも魅了しました。

 日本でも人気だったボルテスVですが、日本以上に人気を博したのがフィリピン。文字通り国民的作品として社会現象となった、伝説的アニメとして知られています。

 そのフィリピンでテレビ局GMAにより、CGを駆使した実写版としてリメイクされることが発表されたのは、2020年1月1日のこと。同時に公開されたティザー動画では、大鳥島にそびえるボルテスチームの基地ビッグファルコンや、地球を見るプリンス・ハイネルの後姿、建造中のボルテスVなどがチラ見せされ、ファンから熱狂をもって迎えられました。

「ボルテスV・レガシー」予告編よりタイトルロゴ(スクリーンショット)

 その第1報から約1年。新たな予告編が公開され、その知らせはGMAで19時台に放送されているニュース番組でも紹介されました。 

「ボルテスV・レガシー」予告編よりビッグファルコン(スクリーンショット)

 新たに公開された予告編では、地球に迫るボワザン帝国の宇宙戦艦や、ビッグファルコンからボルトマシンが発進するシーンが登場。その際には、ボルトクルーザーに乗る剛健一の表情も見ることができます。

「ボルテスV・レガシー」予告編よりボルトクルーザー発進シーン(スクリーンショット)
「ボルテスV・レガシー」予告編より剛健一(スクリーンショット)

 そしてV字編隊を組んだ5つのボルトマシン(ボルトクルーザー、ボルトボンバー、ボルトパンザー、ボルトフリゲート、ボルトランダー)が「レッツ・ボルトイン!」の掛け声とともに、超電磁エネルギーによって結ばれる様子が描かれます。ここでアニメ版OPテーマ「ボルテスVの歌」の特徴的なイントロが流れ、まさに燃えるシチュエーション。

「ボルテスV・レガシー」予告編よりボルトマシンの合体シーン(スクリーンショット)

 合体したボルテスVは、ボワザン帝国の獣士(機動メカ)と対峙。そして胸のパーツを取り外し、天空剣とするシーンでは、格納されていた剣が伸びていく描写がもう……カッコいいの一言です。

「ボルテスV・レガシー」予告編よりボルテスVの後姿(スクリーンショット)
「ボルテスV・レガシー」予告編より天空剣伸長シークエンス(スクリーンショット)

 この「ボルテスV・レガシー」は、フィリピンのテレビ局GMA-7で放送予定。キャストや具体的な放送時期はまだ明らかになっていませんが、いやぁ……日本での配信も期待してしまいたくなる作品です。

<出典・引用>
GMA ニュースリリース
※画像はYouTube動画からのスクリーンショットです

(咲村珠樹)

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