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アニメの世界から登場した立体感 ガンプラモデラ―が「イラスト風模型」をやってみた

おたくま経済新聞 / 2021年1月24日 18時0分

アニメの世界から登場した立体感 ガンプラモデラ―が「イラスト風模型」をやってみた

アニメの世界から登場?「イラスト風模型」ガンプラがTwitterで話題に。

 1980年に玩具メーカーのバンダイより販売開始された、「ガンプラ」こと機動戦士ガンダムシリーズのプラモデル。

 前年の1979年に放映された「機動戦士ガンダム」をきっかけに商品化されたそれは、ガンダムがシリーズ展開されたこともあり、昨年(2020年)販売40周年を迎え、多くのファンに愛されています。

 そんなガンプラですが、SNS上でも都度話題になるジャンル。先日もとある作品がTwitterを賑わせました。

投稿者が今回制作したガンプラのユニコーンガンダム。

 「ユニコーンガンダムイラスト風模型完成です!
 凄技テクニックの本のおかげなので、皆様も挑戦してみてはいかがでしょうか!
 初めてあんなにたくさんの人に反応をもらえて嬉しかったです。
 今後もガンプラ作っていくのでよろしくです。
 #ガンプラ凄技テクニック #イラスト風模型 #ガンプラ」

 そうつぶやきながら、自身のTwitterに作品を公開したきいだうとかさん(以下きいださん)。

 「幼稚園の頃に『SDガンダム』を買ってもらったのがモデラ―活動の始まりです」と語るきいださんが、今回制作したのは、2010年~2014年にOVA(オリジナルビデオアニメ)、2016年にテレビ朝日系列でTVアニメ化された「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」において、主人公である「バナージ・リンクス」が搭乗する「ユニコーンガンダム1号機」のガンプラ「HG(ハイグレード)ユニコーンガンダム」。

 ユニコーンガンダムといえば、全身が白で統一され、「デストロイモード」時に、緑や赤に発光する姿が特徴的なMS(モビルスーツ)ですが、きいださんは今回「イラスト風模型」という方法で塗装を実施。

 「イラスト風模型」とは、YouTubeチャンネルにて「今日の模型ちゃんねる」を運営している人気モデラーの今日氏(@kyo512a)により、広く知られるようになった「アニメ塗り」の塗装方法。

 アニメ本編に出てくるような機体に「再現」させるため、トップコートなどの塗料を用いて、敢えてツヤを消し、アニメの設定画などを参照にしながら、アクリルガッシュで塗装。さらに通常の塗装よりも、はっきりと見分けがつくくらい線入れをすることで、完成したプラモデルが浮かび上がってくるかのように錯視するのが最大の特徴。そんな「イラスト風模型」に、きいださんも以前から挑戦しています。

以前から「イラスト風模型」に挑戦していた投稿者。かつてはエールストライクガンダムで挑戦。

 そして今回チョイスしたユニコーンガンダムですが、これはとあることがきっかけで選ばれたそう。

 「『凄技テクニック』に作り方が載っているのを見て、ちょうど組み立ててあるやつがあったんで試してみたんですよ」

 この「凄技テクニック」とは、ホビージャパンより刊行しているホビー雑誌「ガンプラ凄技テクニック」のこと。著者である、プロモデラーの林哲平氏(@tepepro)が、自身のTwitterでも投稿した内容を参考にして実践。

プロモデラーの林哲平氏が著した「ガンプラ凄技テクニック」を見て、挑戦した投稿者。

 「実際に試してみると、細かいところまで塗り方が書いてあったり、具体的な道具の使い方や、錯視が起きる理論などもあったので、部位が出来るたびに楽しかったです」

 と、制作時の感想を語ってくれたきいださん。実はきいださんは、制作途中の様子についても、Twitterで報告しては都度話題になっていました。いずれも、アニメ本編から浮かび上がってきたかのようです。

制作中の風景。「脚のみ」の投稿は2万いいねを超える大反響。

ボディも装着。「過程が楽しかった」と語るのもうなずけます。

 そして今回の投稿も、まるでAR(拡張現実)かのごとく、その場面のみ異空間が発生しているかのように「錯覚」させています。しかしながらこれは、まごうことなきガンプラであり、“現実空間”での出来事です。

実際に手に持ったそれは、そこだけ異空間が発生しているかのよう。

 これにはリプライ(返信)欄でも、そのクオリティに絶賛の嵐。また先述の林哲平氏本人も反応し、大きな盛り上がりになりました。私事ですが、筆者もガンプラを少々嗜むのですが、基本的に「素組み」のみで、こうしたアレンジ塗装は、やる勇気も技量もない「見る専」の人間。私もまた、きいださんの投稿に大いに魅了されました。

 そんなきいださんですが、最後に「ガンプラの魅力」についても語っていただきました。

 「ガンプラは、自分の好きな機体で楽しみながら、技術の積み重ねを実感でき、またプラモを作りながら集中している時間が好きです!」

 同時に、「いつか自分オリジナルの作品を出してみたい」とも語るきいださん。同じ“ガンオタ”のひとりとして、今後も注視していきたいと思います。

ユニコーンガンダムイラスト風模型
完成です!
凄技テクニックの本のおかげなので、皆様も挑戦してみてはいかがでしょうか!
初めてあんなにたくさんの人に反応をもらえて嬉しかったです。今後もガンプラ作っていくのでよろしくです。#ガンプラ凄技テクニック #イラスト風模型 #ガンプラ pic.twitter.com/rB6y7dpQik

— きいだうとか (@da01220329) January 17, 2021

あたまと、背中と、腕、がでしたら完成!ですが寝ます。お休みなさい。#イラスト風模型#ガンプラ凄技テクニック pic.twitter.com/EZ8OXTyuy0

— きいだうとか (@da01220329) January 15, 2021

いい感じですよ。#イラスト風模型 pic.twitter.com/9wvLa5BVh2

— きいだうとか (@da01220329) January 14, 2021

https://t.co/rsbXK3v5MX

— きいだうとか (@da01220329) January 18, 2021

<記事化協力>
きいだうとかさん(Twitter:@da01220329/Instagram:@daikidayo0329)

(向山純平)

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