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ディズニーが「ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー」グルートのロボット開発 将来はロボ俳優実現?

おたくま経済新聞 / 2021年4月27日 10時30分

ディズニーが「ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー」グルートのロボット開発 将来はロボ俳優実現?

ディズニーが作ったグルートのロボット(スクリーンショット)

 今やエンタメの世界にも一般的になってきたロボット。ディズニーでロボットなどの開発を手がけるウォルト・ディズニー・イマジニアリングが、マーベルの「ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー」に登場するキャラ、グルートのロボットを開発しちゃいました。将来はテーマパークで目にできるかも?

 ディズニーのテーマパークにあるアトラクションやロボットなど、技術面の研究開発を担当しているウォルト・ディズニー・イマジニアリング。コンピュータ制御の屋内ジェットコースター「スペース・マウンテン」をはじめ、さまざまな世界初の技術でテーマパークを彩ってきました。

 今回ウォルト・ディズニー・イマジニアリングが手掛けたのは、人間より小さいサイズのロボットアクター。自律して二足歩行し、プログラムに合わせた演技をして来場者を楽しませるロボットです。

 そのモチーフに選ばれたのが、マーベルの「ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー」シリーズに登場する地球外植物モンスター、グルート。知性を持った人間型の木です。

 開発過程を紹介する動画では、2018年に脚の機構を開発する様子から始まります。最初は脚単独で関節の曲げ伸ばしをし、続いて両脚を協調させて動かす歩行テスト。

グルートのロボット開発風景(スクリーンショット)
脚部の屈伸(スクリーンショット)
両脚を協調させて動かす試験(スクリーンショット)

 2019年に入ると、今度はボディと脚だけの「KIWI」と名札をつけたモデルが自律的に歩いたり、踊る際にステップを踏む動きのテスト。テスト中は、社内の色々なところを歩き回っていたようです。

2019年の開発風景(スクリーンショット)
「KIWI」の名札をつけている(スクリーンショット)
社内を歩き回る(スクリーンショット)

 時には障害物にぶつかり、転んでしまうことも。テストを見守るスタッフが慌てて緩衝材のスポンジで受け止めようとしますが、一歩遅かった……という様子も紹介されています。

時に転ぶことも(スクリーンショット)

 そして2020年。ついにグルートの姿になってカメラの前に登場。手を振って踊るだけでなく、まばたきしたり口を開けたりと表情も豊かになりました。これならセリフもしゃべれそうです……まあ、グルートは「グルート!」しか言わないんですけど。

そして2020年(スクリーンショット)
人間との大きさ比較(スクリーンショット)

 全体で50自由度(可動軸)を持つロボットとして完成したグルート、結構ノリノリでダンスしちゃってます。実際にアトラクションで動く時には、こんな感じでショーをしてくれるんでしょうか。

表情豊かに踊る(スクリーンショット)
なんかカッコいいぞ(スクリーンショット)

 もちろんグルートだけでなく、別の外装を取り付ければ別のキャラも実現可能。このように小さくてかわいいロボットのキャストが登場するアトラクション、早くパークで見てみたいですね。

<出典・引用>
ウォルト・ディズニー・イマジニアリング 公式YouTube動画
※画像はウォルト・ディズニー・イマジニアリング公式YouTube動画「Disney Imagineers Develop Cutting-edge, Free-roaming Robotic Actor」からのスクリーンショットです

(咲村珠樹)

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