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昆虫食のカップ麺「コオロギうどん」を追いコオロギして食べてみた

おたくま経済新聞 / 2021年10月30日 9時0分

昆虫食のカップ麺「コオロギうどん」を追いコオロギして食べてみた

「追いコオロギうどんセット」(税込み1750円)

 今年(2021年)7月に昆虫食を販売している「bugoom」(日本サプリメントフーズ株式会社)から「コオロギうどん」(税込810円)と「追いコオロギうどんセット」(税込1750円)が発売され、世間を驚かせました。麺にはなんと、約100匹分のヨーロッパイエコオロギが練り込まれているといいます。

 1750円のカップ麺セット……というのはなかなかのお値段。しかもコオロギ入り……ずっと気になっていたのですがやっと入手できたので、食べてみました。

 なお、筆者は宮城県の田舎の出身であり、地元に根付く食文化「イナゴの佃煮」(実家では手作り)という“昆虫食”で鍛えられ育ってきた人間です。一般に昆虫食といえば「えー!」という人が大半ですが、筆者の場合はそんな具合で“昆虫食上級者”。ガチのマジで味わってみます。

「コオロギうどん」(税込み810円)

■ 1食当たり約100匹分のヨーロッパイエコオロギを使用した麺

 コオロギうどんは、約100匹分のコオロギと小麦を清水で練り上げたこだわりの麺と、かつお・さば・しいたけ・昆布を使用した出汁を使ったカップ麺。カップ麺単品なのが「コオロギうどん」(税込み810円)。

 これに加熱乾燥させたコオロギのドライスナックをセットにしたのが「追いコオロギうどんセット」(税込み1750円)となっています。

コオロギうどんパッケージ

■ 珍しい作り方……熱湯を注いでレンジで4分

 早速うどんの方のパッケージの確認をしてみます。パッケージにはデカデカと「コオロギうどん」の文字、エビカニアレルギーの方が食べないようにという注意書き。

 さらに熱湯を注いでレンジで4分で作るというカップ麺にしては珍しい作り方の説明も。これから食べるのが楽しみになってきました!(嬉)

注意事項

 続いて、追いコオロギの方を見てみます。サプリメントの様なシンプルなパッケージ、写真のコオロギは日本のコオロギとは違うのでどんな感じなのか、いつの間にか見た目も気になっていました。原材料はコオロギと塩のみというとてもシンプルです。

コオロギ

原材料

■ 麺はうどんというよりそばに近い色

 先にうどんを開けてみます。麺とネギとつゆ、とてもシンプルです。これは純粋にコオロギの味が楽しめそうです。麺の色がうどんより、そばに近い色になっているのも気になるところです。

開封うどん

中身

コオロギうどん

 コオロギの方も開けてみます。チャック付きのパッケージの中に、更に袋に入れられはいっていました。15gもあるそうなので、一度では使い切らず別の食事にも使えそうな量です。

コオロギ中身

■ かなり香ばしい匂いがする

 あれこれコオロギを見ていると、思わず早く食べてみたい!昆虫食に慣れ親しんだ筆者だからかもしれませんが本当に美味しそうに感じます……!じゅるり。

 さっそく作り始めたところ、やはり麺はうどんより蕎麦のような見た目で、懐かしい香ばしい匂いがします。何処で嗅いだ匂いか少し考えたところ、森林浴に行った時の様な……幼少時に昆虫採集がてら散歩した感覚を思い出しました。

吹きこぼれ注意

 作り方を再度確認し、お湯を400ml入れ、500Wの電子レンジで4分温めました。そこで事件が……! 我が家の電子レンジが600Wが初期設定で500Wではなかったので少し吹きこぼれてしまいました。次に作る時は気を付けようと思いつつ、電子レンジを開けたところ、先程感じた香ばしい香りがとても強くなり、一緒に居た知人から「かなり香ばしい匂いがするね」との感想を頂きました。温めると香りが強くなるので、職場や公共の場で食べるのは注意が必要かもしれません。

海と陸のコラボ
完成

 そんな事を考えつつ、備え付けのつゆを入れたら、魚介の香りと土っぽい香りが混ざり、とても不思議な感覚になりました。

美味しそうなうどん

 不思議な香りの中一口、「あれ?これってうどんだよなぁ……」と言うのが最初の感想でした。最初にうどんより七割そばを食べている感じがして、麺を食べ進めているとサクラエビを食べた時みたいな香ばしさと仄かな苦味も感じられて初めての感覚。昆虫が入っているとは思えないので、昆虫食初心者には向いていると思います。

 続いてつゆを飲んでみます。醤油が強いつゆになっており、香ばしさと苦味のある麺ととても合うつゆになっていて、こちらも美味しく頂けます。

■ 追いコオロギしてみた

 蕎麦を半分くらい食べ進めたところで、今回の本番「追いコオロギ」をしてみました。コオロギを入れていきます。

コオロギ

見た目そのまま

 コオロギの見た目は目立ち、最初の一口はほんの少し抵抗はありましたが、サクッとした食感で、エビのような風味がありました。例えるなら「エビ天を大量に揚げた後の天かす」を食べている様です。見た目を気にしなければサクサクで美味しかったです。

コオロギ入れてみました
アップ

 しかし、暫く食べるとつゆを吸ってコオロギがふやけていき、食感が生のコオロギに段々近づいてきます。

コオロギのうどん

 何回も昆虫食をしてきた私ですが、この食感にほんの少し食欲が減退してきました。昆虫食に慣れてない人は、少量のコオロギを入れてつゆを吸いきる前に食べていくのが良いかもしれません。

最後に追いコオロギが残った

 そんな感想を抱きつつも、つゆを飲み干し完食。昆虫食に興味があるけど、昆虫を見たくない方は「コオロギうどん」、昆虫の見た目が残ってても大丈夫という方は「追いコオロギうどんセット」がいいかもしれません。

完食

(戦魂)

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