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銀色に輝くリアルなウルトラ怪獣 アルミホイルで作ったファンアート

おたくま経済新聞 / 2022年6月1日 18時0分

写真

アルミホイルのウルトラ怪獣たち(箔屋スフィカさん提供)

 映画「シン・ウルトラマン」の公開で、ウルトラシリーズや登場する怪獣に注目が集まる2022年。ウルトラマンや怪獣の様々なファンアートもSNSに投稿されています。

 アルミホイルを素材に立体作品を作るアルミホイルアート作家、箔屋スフィカさんも、アルミホイルでウルトラ怪獣のファンアートを制作。全部で7つの作品をTwitterで発表しました。

 箔屋さんが作ったのは、五十音順にエレキング(ウルトラセブン)、ガボラ(ウルトラマン)、グドン(帰ってきたウルトラマン)、ゼットン(ウルトラマン)、ツインテール(帰ってきたウルトラマン)、レッドキング(ウルトラマン)の怪獣6体と、バルタン星人(ウルトラマンほか)の宇宙人1体、計7体です。

 これらの作品で、最初に作ったのはレッドキングとのこと。「新しい造形手法を試すのが目的でしたが、思いのほか出来が良く、怪獣熱に火がつきました。元々アルミホイルアートを始めた頃、ウルトラ怪獣は常に創作のテーマでしたから、初心に戻った気分ですね」と語るように、ある種の原点回帰にもつながったようです。

レッドキング(箔屋スフィカさん提供)

 レッドキングは、ボリューム感のある脚部と、体の割に小さな頭部が造形上の特徴。このため、アオリの構図で撮影すると遠近感がより強調され、劇中の多々良島で科特隊員が遭遇した際の巨大感を感じられます。

 続いて作ったのは「最もお気に入りの部類」という、グドンとツインテール。グドンはツインテールをエサにしているという設定があり、ウルトラシリーズでは珍しく、捕食者と獲物という関係がはっきりした怪獣で「作るならセットで、と考えていました」と箔屋さん。

グドンとツインテール(箔屋スフィカさん提供)

 ツインテールはその名の通り2本の尾が、そしてグドンは両腕の先端部がムチのようになっており、双方とも武器として使用します。「捕食する側される側ということで、お互いが対峙した時のせめぎ合いが動きに現れたほうが良いと考え、このポーズにしました」との言葉がよく分かる躍動感。

 実はグドンとツインテールの制作中、脳内ではウルトラマンが間に割って入って苦戦する様子を想像していたとのこと。「ウルトラマンを作る時が来たら、グドンとツインテールの真ん中に置いて苦戦してもらいます(笑)」とも語ってくれました。

 これ以降は有名どころを、という感じでバルタン星人、ガボラ、エレキング、ゼットンと作っていったそうで、愛着のある怪獣たちを気の向くまま形にしたのだとか。それぞれ劇中を思わせる、特徴的なポーズで作られています。

ゼットン(箔屋スフィカさん提供)

 制作期間は「やはり新規技術の試作として作ったレッドキングが一番長く、2〜3週間かけたと思います。このシリーズでは大きめに作っていますので、それも影響しています。逆に最短はガボラですね。小さいサイズにしたので、2日ほどでできました」。

ガボラ(左)とバルタン星人(箔屋スフィカさん提供)

 これらの作品で、あえて1番のお気に入りを挙げてもらうと、ツインテールとのお答えが返ってきました。

 「怪獣は基本スーツアクターの方が中に入るわけですが、ツインテールは人の形とはかけ離れたフォルムをしています。怪獣は異形感がそのまま迫力に繋がると考えていますが、その中でもツインテールはトップクラスのデザインだと思います」

 ツインテールは尾を腕で操演するという、いわば逆転の発想でデザインされた怪獣ですが、見た目は人間がどのように入るのか分からない、非常に独特なフォルム。箔屋さんもその異形さに深い思い入れがあるようです。

 箔屋さんにとっては原点回帰のモチーフともいえる、ウルトラシリーズの怪獣たち。これだけ魅力的なファンアートを見せられると、さらなる新作も期待してしまいそうです。もし次回作があるとしたら、どんな怪獣が選ばれるのか、興味は尽きませんね。

最近ウルトラ怪獣をアルミホイルで作って感じてた高揚感。怪獣消しゴムで遊んでた時期の気持ちだったわ。
童心に帰った😊 pic.twitter.com/rK7V0vcRNM

— 箔屋スフィカ (@hakuya_89) May 25, 2022

<記事化協力>
箔屋スフィカさん(@hakuya_89)

(咲村珠樹)

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