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JR東海の「ずらし旅」ってどんな感じ!? 使う機会があったので体験レポ

おたくま経済新聞 / 2023年2月17日 13時30分

JR東海の「ずらし旅」ってどんな感じ!? 使う機会があったので体験レポ

JR東海ツアーズの「ずらし旅」を経験

 旅行や出張などで必要となる交通費。電車代やホテル代など色々とコストがかかって大変ではありますが、もっと大変なのがそれらチケットをおさえなければならないという手間。そんなときには各社のツアーを利用するという方も多くいます。

 その中で紹介したいのが、JR東海ツアーズおよび提携旅行会社が販売している「ずらし旅」。往復新幹線とホテル代がセットになったお得なプランです。近日遠出する予定があるので、折角だから使ってみました。今回はどんな価格になったのかのレポートです。

◼ ずらし旅とは

 そもそも「ずらし旅」とは一体何なのでしょうか。JR東海によると「ずらし旅」とは……

旅する時間や場所、旅先での移動手段、行動をずらす「ずらし旅」をお楽しみいただくために、限定した列車で特別な割引を適用した、JR東海沿線・観光地で利用できる「選べる体験」が付いた旅行商品です。

 とのことで、JR東海ツアーズおよび提携旅行会社が販売している、国内旅行プラン商品です。

「ずらし旅」ホームページイメージ画像

 旅行エリアは東海道新幹線の沿線とほぼ重なる「関西~首都圏」とされており、往復新幹線(指定席)とホテル代がセットになっています。また日帰りにも対応しており、その場合ホテル代は加算されません。

 さらに、提携する観光施設などで使える「ずらし旅 選べる体験クーポン」(電子クーポン)が配布されるという特典もついております。

 期間は、2022年4月1日~2023年3月31日まで。

「ずらし旅」JR東海ツアーズのプラン

 今回は、JR東海ツアーズの販売する「ずらし旅」を使って、筆者在住「浜松市」から「東京」の旅行を計画してみました。

◼ JR東海ツアーズの「ずらし旅」を予約してみた

 まずはJR東海ツアーズ「ずらし旅」の特設サイトから、出発地・目的地から自分の好みに合った最適なプランを選びます。どのホテルにしようかな……。

 その中から今回用事がある場所に近い「変なホテル浜松町」の「セミダブルルーム」を「大人1人」で選択。そもそも変なホテルって何なのでしょうか……そちらのほうが気になる。

ずらし旅「変なホテル」

 つづいて、新幹線のチケットをとります。指定席となるので、行きの時間・帰りの時間の第1~第3候補を選びます。基本は「こだま」号と「ひかり」号の普通車指定席。グリーン車を利用したい場合は差額がプラスされます。指定席なんて殆ど使ったことがない……。

ずらし旅の新幹線選択画面

 最後に確認画面が出ます。この時点では予約は完了しておらず、その後代理店がチケットをおさえるという流れです。したがって駅で購入するときと違い、号車番号や席などの細かいリクエストはできません。

ずらし旅の合計金額

 チケットがおさえられたら、メールが来るので指示に従って入金をします。

 これであとはチケットの到着を待つだけです。その場で予約が完了するパターンとはちょっと違い、予約完了まで若干時間がかかりますね。今回の場合は申し込み・入金が2月1日、チケット到着が2月14日でした。

<結果>

▼ホテル代+乗車券+特急券(指定席)
合計:2万900円 
旅行代金の補助金額:0円(★全国旅行支援)
お支払予定金額:2万900円

▼合計
2万900円 
- - - - -

 残念ながら、執筆時には本プランにおける「全国旅行支援(対象期間は2月27日~3月16日の宿泊)」は、JR東海ツアーズの期間外だったので適応されませんでしたが、全国旅行支援なしでとりあえず純粋にこの価格となりました。(申し込んだJR東海ツアーズがたまたま販売停止期間中だったようです。残念)

◼ 個別に手配で新幹線「浜松~東京」往復+ホテル宿泊をした場合

 参考までに新幹線「浜松~東京(都区内)」往復(ひかり/こだま利用)+変なホテルという、「ずらし旅」と同条件で取った場合の価格を見てみましょう。

変なホテルを予約した場合の価格

<個別に手配した価格>

▼乗車券+特急券(指定席)
片道 4510円+3930円=8440円
往復 1万6880円
(2023年2月8日時点/JRおでかけネット使用)

▼ホテル代(変なホテル浜松町で同タイプの部屋)
1万3500円(全国旅行支援適応で1万800円)

▼合計
合計:3万380円(全国旅行支援適応で2万7680円)

- - - - -

 新幹線往復+ホテル代込で3万380円となりました。参考までに全国旅行支援が適用されると2万7680円。JRの窓口で乗車券・特急券、さらにホテル宿泊を個人で個別に手配した場合、全国旅行支援は交通付き宿泊とみなされません。よって支援は宿泊部分の2700円です。

 「ずらし旅」が全国旅行支援なしの場合(2万900円)でしたので、価格上はJRの「ずらし旅」がお値打ちのように感じます。

 ただ、時期的な問題や全国旅行支援等の支援が入っている際の価格帯は、比べるための参考にはあまりならないかと思うので割愛します。

◼ メリット・デメリット

「ずらし旅」チケットの画像

 では、大変僭越ながら、あくまで個人的に感じた「ずらし旅」のメリットデメリットを紹介します。

<メリット>
・新幹線+ホテルが一気に押さえられるので楽チン。
・日帰り旅行や出張などにも利用できるのでビジネスにも良い。
・添乗員等はつかないので、気が楽。

<デメリット>
・融通がきかない(プラン変更予定変更はキャンセル扱い/列車の乗り遅れ時のみ後続列車の自由席に乗車可能)
・途中下車はNG
・チケットが発行されるのに時間がかかり、受け取る手間がかかる。

- - - - -

 今回のように事前予約をしない場合は駅で新幹線のチケットを購入するために行列に並ぶのは手間がかかります。おまけにホテルをおさえるのも別作業となり、ひと苦労します。

 「オンラインでサクッとすませたいんだわ」そういった方には良いサービスかもしれません。

<参考>
ずらし旅(JR東海ツアーズ)
JR東海ずらし旅

※画面キャプチャはJR東海・JR東海ツアーズ公式サイト・変なホテル公式サイトより取得

(たまちゃん)

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