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謎に包まれたセガサターンの驚きの正体 セガファンらは羨望の眼差し

おたくま経済新聞 / 2023年6月23日 15時10分

謎に包まれたセガサターンの驚きの正体 セガファンらは羨望の眼差し

謎に包まれたセガサターンの驚きの正体 セガファンらは羨望の眼差し

 「知り合いからセガサターン付属品無しを貰った」ツイッターでこうつぶやいたのは「Ms factory」さん。一見すると何の変哲もないツイートに思えますが、ちょっと普通ではなかったのは添えられた写真です。

 そこに写っているのは知っているセガサターンと明らかに異なる機器。ひと昔前のデスクトップPCのような見た目をしていますが……本体には確かにサターンのロゴが入っています。これは一体?

 この機器、どうやらセガサターンの「開発機」である模様。よく見てみるとたしかに「PROGRAMMING BOX」と書かれており、その横には「Sophia systems」という機器の販売を担当していた企業の名も記されています。

 正確には三代目の開発機に位置付けられ、前二代は貸し出しが行われていたことに対し、本機器は売り切りでリリースされていました。そのため、今回のように日を置いてから発見される、ということは十分あり得るようです。

 とはいえ、もちろん一般ユーザーに向けて販売されていないため、その希少性は言うまでもないでしょう。さらに、当時の販売価格はおよそ300万円という非常に高価な物。熱烈なファンも多いセガ系ハードですから、投稿を見た方からは羨望の眼差しが向けられています。

激レアなサターンの開発機

 Ms factoryさんに話を伺うと、この開発機は知人宅の倉庫で発見されたもの。違うものを探していたところ、長い間眠っていたままになっていたこの開発機をたまたま発見し、メカ系全般大好物というMs factoryさんが譲り受けたそうです。

 しかし、冒頭にもあるように付属品が足りなかったため、即時の起動は叶わず。現在足りない部品を手配中で、どうにか動くようにはしたいとのことでした。ゲームを開発するとまでは行かずとも、この機械で実際にサターンのソフトが動くところは見てみたいところですね。続報にも期待されます。

知り合いから
セガサターン付属品無しを
貰った#レトロゲーム #セガサターン #セガ pic.twitter.com/aNQFBPHpdA

— Ms factory (@Msfactory23) June 15, 2023

<記事化協力>
Ms factoryさん(@Msfactory23)
ookayさん(@ookayoshiki)※セガサターンのソフト開発エバンゲリストとして当時活動していたテクニカルサポートマネージャー大岡良樹氏

※初出時、本機器を「初代開発機」「ソフィアシステムズ製」と表記していましたが誤りでした。正確には「三代目」に当たり、ソフィアシステムズは販売を担当した企業です。訂正してお詫び致します。

(山口弘剛)

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