発達障害児のためのタイピングソフト「KIBOT」を開発 色や形で認識するキーボード付き
おたくま経済新聞 / 2023年6月29日 10時40分
「KIBOT(キボット)」専用キーボード
OFFICE COLOfUL株式会社が、文字を認識するのが難しい子どもの利用を想定した文字の代わりに色や形で学習可能なキーボード付きのタイピングソフト「KIBOT(キボット)」を6月に開発。
自閉症スペクトラム(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、限局性学習症(LD)など多様の特性を持つ発達障害児童のためにデザインされています。
直観的操作ができるユニバーサルデザインが徹底された本商品。専用キーボードには、アルファベットなどの文字表示に代わり、広い色相環を採用したカラフルなキーキャップが採用されています。キーキャップを丸や星など、全て異なる色と形にすることで、文字を読むことが困難でも、色と形が認識できればタイピングが可能になっています。
また、余計な機能がないため、子どもが迷いなく学習を進められるとのこと。正解と不正解を明確に判別できる音や、動作の意味を誤認しにくいキャラクターアニメなどにより、発達障害の子どもが自然と楽しめる工夫がされています。
他に、レベルアップすると新しいページが出現するなど、子どものモチベーションの持続についても考えられています。
本商品を手掛けたのは、放課後などデイサービス「カラフル」を運営するOFFICE COLOfUL株式会社の代表である小倉谷真由美氏。発達障害児童とのやり取りの中で「文字が読めない子どもたちがITやパソコンに触れるきっかけ」の必要性を切に感じ、地元IT企業協力のもと開発したそうです。
なお、広報活動の一環として行ったクラウドファンディングでは、目標金額の50万円を達成したとのこと。
現在「KIBOT(キボット)」は特許を取得中。小倉谷氏は、「文字が苦手な子や学習困難な子にとってパソコン操作は苦痛でしかありません。子どもたちのパソコンを操作できる、したい、という当たり前の気持ちに、私たち大人が向き合い支え合いたい」と語っています。
情報提供:OFFICE COLOfUL株式会社
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【発達障害】通常学級・特別支援学級・特別支援学校は、どう選ぶ? 自閉症児を育てた母の“実体験”
オトナンサー / 2024年10月19日 9時10分
-
「合唱の練習がつらい」「洋服のタグが当たると痛い」学校生活で“感覚過敏”の子どもが抱える困難とは
オールアバウト / 2024年10月8日 18時30分
-
負けるとショックのあまり暴れ出す…"負けに耐えられない子"と遊ぶなら負けても楽しいあのゲーム
プレジデントオンライン / 2024年10月5日 17時15分
-
株式会社個別指導塾同立有志会とウェルビー株式会社が共同開発、児童発達支援・放課後等デイサービス向け療育支援コンテンツ「クエスト」の提供開始!5領域に対応する総合的な学びを提供!
PR TIMES / 2024年10月2日 10時0分
-
「死ぬときはこの子を連れて行くしか…」発達障害の子をもつ専業主婦が児童精神科3年待ちの日本で始めた活動
プレジデントオンライン / 2024年9月28日 16時15分
ランキング
-
1ワークマンとGUの「2000円台パンプス」を徹底比較!1時間履いて歩いてみると違いは歴然
女子SPA! / 2024年10月19日 15時46分
-
2「びっくりドンキー」モーニング“おかわり無料”コーヒー 本格的でおいしい“納得のワケ”と低価格の“秘訣”
オトナンサー / 2024年10月19日 7時10分
-
3ヒロイン死亡で唖然…『ウルトラマンレオ』視聴者に衝撃を与えたトラウマ展開
マグミクス / 2024年10月19日 8時25分
-
4『ワイドナショー』出演で批判殺到の31歳人気俳優、“政治的発言”を巡るバッシングに違和感の理由
女子SPA! / 2024年10月17日 8時45分
-
5「80歳で20本の歯を残そう」8020運動の“意外な落とし穴”。表彰されたのに「食べ物が噛めない」
日刊SPA! / 2024年10月19日 15時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください