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ジェネレーションギャップ?LINEの送り方に年代で明確な違いがあるらしい

おたくま経済新聞 / 2023年7月25日 7時0分

ジェネレーションギャップ?LINEの送り方に年代で明確な違いがあるらしい

ジェネレーションギャップ?LINEの送り方に年代で明確な違いがあるらしい

 スマホを持っている多くの方が使っているであろうメッセージアプリ「LINE」。無料でも制限なく使えることが最大の魅力ですが、ここで質問です。「あなたはLINEでメッセージを送るとき、どのくらいの長さで送っていますか?」この回答がどうやら世代によって異なる模様……。

 ちなみにアラフォーの筆者は一文できっちりと要件を伝えたいため、2~3行程度にとどめつつもやや長文になりがち。一方、今の10代20代の方たちは短文連投が多い傾向にあるのだとか。

短文のメッセージ

 お子さんのいる編集部員に聞いてみると、やはり短文でのやり取りに終始しているそうです。お子さんの許可も得て、LINEの画面を見せてもらいましたが「そういえばさ」「ディズニー」「日にち決まった」や「だけどさ」「水曜日なんだよね」と短文を連投しています。ジェネレーションギャップ……。

■ 若者はなぜ短文にしたがるのはチャット感覚で使っているから?

 メッセージの送り方に正解不正解はありませんから、もちろんこうした使い方に問題があるわけではありませんが……長文派としてはやはり気になるところ。一体なぜ短文で送る傾向があるのでしょうか。

 その理由のひとつは、やはりメッセージアプリを「チャット感覚」で使用しているからでしょう。TwitterやInstagramなどSNSの普及により、多くの時間スマホを見る世代とっては、メッセージはリアルタイムでやり取りをするもの。送ればすぐに返ってくるのが基本になりますので、会話のような感覚で使用しているものと思われます。

 LINEに限らずですが、近頃のメッセージアプリは相手が見たことを示す「既読」がつきますから、読んだからにはすぐに返さなければいけない……という暗黙のルールがある、なんてパターンもあるようです。

■ おじさんおばさんはメール感覚で使う

 一方、おじさんおばさんはいわゆる「昔ながらのメール感覚」で使っている方が多いのではないかと思います。

おじさん同士のLINE

 軽い挨拶に始まり、5W1Hで要件を事細かく伝え、最後にはまた締めの挨拶。もちろんこのような堅いテンプレートは言い過ぎかもしれませんが、根底にあるのはきっとこの考え方でしょう。一回のやりとりで出来るだけ用件が伝わるように、という配慮がなされているのです。

 すぐに返事が返ってくるに越したことはありませんが、必要なことは伝えているので、と気長に待つことが出来ます。相手が忙しかったら、何度も通知をしてしまうのも迷惑ですしね。

■ そもそもLINEを使わない、という意見も

 短文か長文かで年代バレしてしまうという話でしたが、そもそも若者はLINEを使わないという声も。近頃はTwitterやInstagram等のSNSでリアルの知り合いとつながっているケースも多く、DM機能を使ってやり取りしているパターンも多いようです。

 つまりLINEは、両親や仕事の上司など、我々世代と連絡を取り合うためだけにインストールしているという状態。サービスが始まってから12年、メッセージのやり取りはLINEがあればヨシ!……と思っていましたが、なんとなく使っているだけでは、あっという間に時代に取り残されてしまいそう。

 当然ながら、無理に若者に合わせて使い方を変える必要はありませんが、「メッセージを送り合う」という行為に対して、そもそもの価値観が世代別で異なる、という認識は持っておいた方が良いと言えそうです。

(山口弘剛)

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