「腸活」の盲点は口腔ケア お口の中の悪玉菌が腸内環境に影響
おたくま経済新聞 / 2023年9月1日 17時0分
「腸活」の盲点は口腔ケア
近年話題となっている「腸活」。ダイエットやトレーニングのみでなく、健康管理の一環として生活に取り入れている人も多いのではないでしょうか?
Kenvueが2023年6月に実施した「体調管理と口内環境に関する調査」では、腸活を実践している人のうち、免疫力の向上を目的として行っている人は63.8%おり、6割以上が免疫力を高めたいと考えて腸活を行っていることが分かったそうです。
しかし、「腸活」の意外な盲点として、実は口の中の悪玉菌が飲み込まれて体内に入ることで、腸内細菌のバランスを乱している可能性があるとのこと。
生活習慣病治療のエキスパートである小川明子先生によると、腸には身体の約7割もの免疫細胞が集まっていると言われていること、腸内環境を良好に保つことは免疫力の向上や生活習慣病等の病気の予防に効果があると考えられているそうです。
そこで、小川先生は「腸活」の意外な盲点として口腔内環境についても解説しています。口腔状態は全身疾患と深く関係しており、歯周病の人は、糖尿病や脳卒中、心臓病などの多くの疾患を引き起こしやすいことが近年の研究で明らかになってきているそうです。
口腔内の歯周病菌は、歯茎の粘膜や血管内皮などから血管に入り込み、血液にのって全身へ運ばれて、様々な悪影響を及ぼすとのこと。加えて、飲み込まれた悪玉菌が身体のバリアをすり抜けて腸内に到達し、腸内細菌のバランスを乱している可能性も十分に考えられるとのこと。
このことは、腸活実践者の間でもあまり知られておらず、せっかく腸活を行っていても、口腔内の悪玉菌によって、知らぬ間に腸内環境に悪影響を及ぼしている可能性があるといいます。
悪玉菌は、歯垢やプラークとも呼ばれる「バイオフィルム」の中に潜んでいます。「バイオフィルム」は菌の集合体であり、歯磨きだけでは簡単に洗い流すことが出来ないそうです。そこで、歯磨き、歯間ブラシに加えて、「バイオフィルム」の内部まで浸透できる、エッセンシャルオイル配合の薬用マウスウォッシュとの併用がおすすめだそうです。
そもそも、歯磨きやフロスでケアできる歯の表面積は、口腔全体の約25%とされています。口腔内のケアのみならず、腸活の一環として、体内に悪い菌を入れないためにも、マウスウォッシュを日常の口腔ケアに取り入れることが推奨されています。
情報提供:Kenvue
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
がん予防の実現に向けて
PR TIMES / 2024年11月21日 19時15分
-
「口腸相関」知って全身健康に 飲むな寝起きの水、悪玉菌侵入防いで 近ごろ都に流行るもの
産経ニュース / 2024年11月16日 13時0分
-
「いきるちから、おくちから。」 口腔ケアの重要性を発信 Kenvue「お口から健康委員会発足・記者発表会」イベントレポート タレント・藤本美貴さんが口内環境と全身の健康について考える!
PR TIMES / 2024年11月11日 18時45分
-
11月8日は「いい歯の日」。「口内悪玉菌とオーラルケアに関する調査」を実施。8割が知らない、口内悪玉菌※1の実態!朝一番の水とともに飲み込まれ、腸内に影響している可能性も。
PR TIMES / 2024年11月8日 15時50分
-
「いきるちから、おくちから。」 全身の健康をお口から育てていくKenvue『お口から健康委員会』を2024年11月7日(木)発足
PR TIMES / 2024年11月7日 16時15分
ランキング
-
1「トイレでスマホ」が招く危険...長時間座りっぱなしの健康リスクとは?
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月27日 17時50分
-
2「小銭入れると落ちる恐れ」 しまむらの新作財布に不具合……「申し訳ございません」 販売中止に
ねとらぼ / 2024年11月27日 19時20分
-
3ユニクロ感謝祭「最強アウターが大幅値下げ」「ヒートテックも割安」絶対に買い逃してはいけない5アイテム
日刊SPA! / 2024年11月27日 8時54分
-
4大阪府の「お米クーポン」3億円分使われず 今月末期限、子育て世帯対象に配布
産経ニュース / 2024年11月27日 21時30分
-
5「無性にコーヒーが飲みたい…」 実は鉄分不足が原因? 疲労増&集中力低下も
オトナンサー / 2024年11月27日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください