「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」発売 試飲会に参加してみた
おたくま経済新聞 / 2023年9月27日 12時10分
「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」発売 試飲会に参加して一足先に透明感のあるキレ味を体感
アサヒビールからアルコール分3.5%の「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」が、10月11日全国発売されます。
それに先駆けて、9月26日に「アサヒスーパードライ ドライクリスタル試飲会イベント」が開催。一足先に新商品を味わってきました。
「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」は、高発酵度醸造で仕上げたビール。透明感ある味わいが特徴だそうです。「自分の好きな時間をもっと楽しめる。皆様の人生を少しだけ豊かにする。」がコンセプトとなっています。
イベントでは最初にアサヒビール株式会社ビールマーケティング部の玉手健志さんが登壇。「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」が生まれた経緯や特徴などを詳しく説明しました。
■ ドライクリスタルが生まれた背景新商品が生まれた背景は大きく分けて4点。1つ目は「取り巻く環境の変化」。少し前までは「教育」、「仕事」、「引退」と人生がシンプルなものでした。しかし、現在は「起業」や「副業」、「学び直し」など多様化。
人生が大きく変化しているのに、ビールと人の関係性が「今までと変わらず同じ」であるということは考えづらいのではないかと感じ、この「変化」に適応しなければいけないという結論に至ったといいます。
2つ目は「グルーバル市場トレンドの変化」。アルコール度数0%~3.5%の「低・中アルコール」の販売容量が2022年に過去最高を記録し、需要が世界中で伸びている点。これは大きなトレンドであり、チャンスであると捉えたそう。
これらの需要が伸びている理由として考えられるのが、「スマートな消費行動」。必ずしも酔うためだけに飲むのではなく、日々を充実させるために飲むという飲酒習慣をおこなう人が増えているという点です。
続いて理由として考えられるのが「選択肢の拡充」。お酒が好きな人も毎日強いお酒を飲みたいわけではなく、その日によって様々な種類のお酒を飲み分ける人が増えていること。
最後は「新しいライフスタイル」。今回の新商品を開発する上で様々な市場調査をおこなった結果、無理の無いビールライフをおくっている人が増えていたり、洗練されたスマートなデザインの商品が人気を集めていたりしたことが分かったそうです。
■ 日本の市場には選択肢が無かった新商品が生まれた背景の3つ目は「日本における度数別構成比」。世界で「低・中アルコール」の需要が増えているのに対し、日本の市場ではアルコール度数5%の商品が中心。もっと気軽に晩酌を楽しもうと思っても、選択肢が無い状況になっています。この現状に対し、「ここは当社も反省する部分」と玉手さん。
このような状況を受けて、「中アルコール」のビールとして「ドライクリスタル」のプロトタイプを作成。すると、飲んだ人たちから「体への負担が軽くなりそう」「翌日のことを考えなくて良い」など、ポジティブな意見が多く寄せられ、この市場に強いニーズがあると感じたそうです。これが新商品が生まれた4つ目のポイント。
アサヒビールにとって新しく誕生した「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」は、充実した人生に対して伴走するパートナーとして提案する商品だといいます。飲んだ後に何も出来なくなってしまうことを避けたい人や、日々の充実のためにビールを飲む人をターゲットにしているのだとか。
■ 「生製造のこだわり」と「ドライクリスタル製法」今回の新商品の開発には、かなり長い時間を要したそうです。イノベーションのポイントは「生製造のこだわり」と「ドライクリスタル製法」の2点。
スーパードライブランドでは、ドライな味わいを実現するため生製造(非加熱)にこだわっている部分があるそうです。アルコール度数の低いビールは微生物が発生する危険性があるので加熱殺菌が一般的。これを加熱せず生製造を実現するために、研究が重ねられました。
「ドライクリスタル製法」については、冷涼感が特長のドイツ産ホップ「ポラリス」を一部使用し、通常の「スーパードライ」よりも発酵度を上げて醸造していると説明します。これにより、透明感のあるキレ味と本格的な飲み応えを実現させたそうです。
■ ドライクリスタルを試飲玉手さんの説明が終わると、「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」の試飲へ。イベントに参加した人たちに、新商品とおつまみが配られてスタート。それぞれ、新商品の味わいを楽しんでいました。
会場には「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」の楽しみ方を再現したフォトスポットも。キャンプ場やボードゲームを楽しむリビングなどが設置されていました。
実際に飲んでみると、スーパードライ独特のキレとのどごしを感じるものの、スッキリとしたクリアな後味で、ビールがあまり得意ではない記者も飲みやすく感じました。これはどのようなシチュエーションにも合いそう。
缶のパッケージも通常の「スーパードライ」のデザインを踏襲しつつ、白が基調となっていて透明感が表現されています。中央には3.5%の表記もあり、目を引くデザインとなっていました。
取材協力:アサヒビール株式会社
(取材・撮影:佐藤圭亮)
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