SNSで告発した小学生について札幌市が状況を発表「児童が受傷したことは事実」

札幌市HP「X（旧ツイッター）に情報発信されている事案について」より

　10月9日にX（Twitter）へ投稿された、北海道札幌市の小学4年生の児童による「上級生からの暴力被害」を訴える内容の書き込み。投稿の真偽を含め、さまざまな憶測が飛び交う事態となっていました。

　これを受け、札幌市側は10月10日に、市のホームページを更新して見解を発表。「児童が受傷したことは事実」と認めました。「現在、児童・保護者・施設と話し合いを進めている状況」とのことです。

　事の発端は10月9日13時すぎ。「小学4年生」の「男子児童」とみられる人物が、Xアカウントを通して「5年生と6年生に何十回も殴られたり、けられたりしました」と、告発を行いました。

　他にも投稿では、父と共に児童相談所へ対応を求めていたものの「何もしてくれない」「無かったことにされる」と説明。さらに「札幌市の市長さん、どうか助けてください」と訴えていました。このとき写真も添付されており、小学生頃と思われる児童の口元には生々しい傷跡が残っていました。

　市の発表によると「児童相談所では既に把握しており、必要な対応をしている」とのこと。また、「受傷時期は数カ月前のことであり、現在、児童の安全は図られている環境に置かれている」とし、継続して対応中であると報告しています。

　なお、10月11日時点では、該当のアカウントは削除され、投稿も閲覧できない状況となっています。

＜参考・引用＞
札幌市HP「X（旧ツイッター）に情報発信されている事案について」
※掲載画像は札幌市HPのスクリーンショットです。

※初出より一部表現を変更しました。

（山口弘剛）