サイゼリヤの「新・生ハム」の味をたしかめてきた!プロシュートからハモン・セラーノへ
おたくま経済新聞 / 2023年10月12日 12時22分
サイゼリヤで復活した生ハム
10月11日に「サイゼリヤ」では「秋のグランドメニュー改定」が行われ、販売終了となっていた「生ハム」が復活しました。
SNSでは多くの喜びの声があがっているわけなのですが……実は、以前のプロシュートとは種類が異なります。今回はスペイン産「生ハム(ハモン・セラーノ)」。
加えて今回の改定では、定番の「ペペロンチーノ」もひっそりとリニューアル。サイゼリヤで「ペペロンチーノ」を高い確率で頼む筆者としては頼んでおかなければいけない商品。ということで早速それぞれ注文してみました。
■ プロシュートからハモン・セラーノへ2022年6月に販売終了したサイゼリヤの「生ハム(プロシュート)」。輸入元のイタリアにて「アフリカ豚熱(ASF)」が確認され、農林水産省が同年1月より「イタリアからの豚肉等の一時輸入停止措置」を行った影響をうけてのことでした。
以降、販売終了のままでしたが2023年10月、1年4か月ぶりに復活。久しぶりのサイゼリヤの生ハムですが、イタリアからはまだ輸入が行えないハズ。なのに復活とは?
店舗に行きメニューを確認すると。「生ハム(ハモン・セラーノ)」(320円:税込)がNEWで追加されていました。ハモン・セラーノとは、スペインの生ハム。産地も「スペイン産」と書かれています。
どうやらイタリアの生ハム「プロシュート」の輸入が困難なため、生ハム自体の種類を変更したようです。冒頭では「復活」と表現しましたが、NEWとあるとおり新発売と紹介するのが正しいのかもしれません。つまりサイゼリヤの「新・生ハム」といったところ。
なお、変更後は値段も「生ハム(プロシュート)」が400円だったのに対し、「生ハム(ハモン・セラーノ)」は320円と、安い値段設定になっていました。
他にもメニューを確認すると、「モッツァレラトマト」などが追加されていました。蒸し鶏の香味ソースはリニューアル。
そしてもう一つの本題、筆者大好き「ペペロンチーノ」(300円:税込)もリニューアルされているとのことなので、生ハムとともに注文。リニューアル後のペペロンチーノがどんな風に変化しているのかちょっと楽しみです。
注文後すぐに運ばれてきたのが、久々の「生ハム」です。とはいえ「ハモン・セラーノ」とは初対面。どんな味わいか気になります。
■ 新ペペロンチーノはより「らしく」変化さっそくいただき……ちょっとまった。ここで食べるのはもったいないです。単体で食べても美味しいハズの「生ハム(ハモン・セラーノ)」ですが、せっかくなので注文中の「ペペロンチーノ」を待ちましょう。
そして数分後「ペペロンチーノ」登場。
おっと、以前とやっぱり見た目は変わっており、より「ペペロンチーノ」感は出ているように感じます。
以前は、もう少しシンプルでパスタに赤唐辛子フレークといったシンプルな構成でしたが、今回はドーンと大きく「鷹の爪」。そして、ガーリックチップが散りばめられており、より「らしさ」を感じます。
■ ペペロンチーノにハモン・セラーノをONでは、早速食べていきます。
まずは「生ハム(ハモン・セラーノ)」。素人舌なので、正直なところ「プロシュート」との違いはよくわかりません……。とはいえ、弾力があって、噛めば噛むほど凝縮された肉の旨味が溢れ出ます。これもパンなどに挟んで食べてもバッチリあうことでしょう。
しかし今回は、あえて「ペペロンチーノ」に生ハム(ハモン・セラーノ)をON。生ハムペペロンチーノにして食べていきます。
「生ハムペペロンチーノ」美味い!はい、リピ確定。
「エクストラ・バージン・オリーブオイル」を使った風味は変わっていないものの、鷹の爪やガーリックチップが入ることで、味の濃淡が生まれております。以前はどうしても単調になりがちだった味わいですが、今回は、そんな味の起伏を楽しめ、より「ペペロンチーノ感」が楽しめました。
そして、「生ハム(ハモン・セラーノ)」との相性も抜群!むしろ、なんで入れないの?というレベルで、「生ハム」に「ペペロンチーノ」の味わいがついてより美味い。
ちなみに、鷹の爪は1本なのですが、どうしてもパスタ全体に辛さを散りばめたいという方は無料でもらえる「ホットソース」をつけて楽しんでも良さそうです。
ということであっという間にぺろり、ごちそうさまでございます。
これだけ楽しんで、価格は620円(税込)ということで、リーズナブル。サイゼリヤといえば安く美味しく楽しめるということですが、昨今の価格高騰の波を受け、どうしても影響が受けやすい業態。その中で試行錯誤し、様々な努力が行われた結果、このような満足感を提供できるというのは、味以上の企業努力の賜物だと思われます。
(たまちゃん)
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