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【ナースなコラム】大体のナースがやりがち「あるある」8選

おたくま経済新聞 / 2023年10月20日 9時13分

【ナースなコラム】大体のナースがやりがち「あるある」8選

【ナースなコラム】大体のナースがやりがち「あるある」9選

 職業柄「ついやってしまいがち」なことって様々な職種にありますが、今回は看護師として働いてきた筆者の独断と偏見による「ナースあるある」をお届けしてみます。

 共感してくれる人はきっと同業者(にっこり)。

■ 半袖から出ている腕の血管確認しがち

 大多数の看護師は新卒で病棟や外来に配属されたあと、採血や点滴の技術をきわめることとなります。そこでやりがちなのが「イイ感じの血管をつい探してしまう」ということ。

 プライベートで人に会っていても、半袖から出ている肘の内側につい目が行きがちになります。仲が良い人がイイ感じの血管をさらしていると、つい触り始めることも!?

採血している看護師

■ 採血や点滴が一度で決まるのは普通、失敗したらやたら悔しい

 腕の血管が良く見えているのに、何故か上手く血管にヒットしないという現象があります。大概の看護師なら「相性だろうね~」となりがち。

 長い期間高血圧な患者さんは血管が硬くなって針が横滑りしてしまうこともありがちですが、若くてピチピチの患者さんの血管で失敗するとやたら悔しい気分になってしまうのです。

 ちなみに暗黙のルールとして、失敗するのは3回まで。それ以上は誰かに代わってもらうというのがあります。

■ 自分の症状を自分でアセスメントしがち、家族にもしがち

 例えば熱が上がり、おなかが痛い時。脳内で自分に問診を取ってそこから原因と病名を簡易的に判断することって割とよくやってしまいます。

 「おなかが痛いのは下痢ではない、熱もある……もしかして急性膵炎!?」などとなまじ知識があるだけにビンゴな場合とそうでない場合の落差もあったりなかったり。

■ 自分が受診する時、職業伏せがち

 大病ではないけど他の病医院への受診の際、何となくつい「看護師」と書けなかったりすることがあるんです。受診先の医療スタッフに「この人看護師だし多少略語使ってもいいよね?」とか思われそう、なんて余計な心配をしがちなんですよね。

 外来を担当している方々はそんなことはやらないと思っていても、つい。「看護師なのに不養生~www」とか思われたくないというのも実はあるかも。

 逆の場合ももちろんあって、微妙な言い回しをされた時に理解しきれなくなって「それって○○ですよね?」と医療用語をうっかり出してしまうことも。

■ 転職しがち

 転職自体は看護師に限ったことではないのですが、入職先とのミスマッチで1か月かそこらでまた転職……は離職経験がある看護師ならありがちかも。

 転職エージェントを使うと、「そろそろ1か月経ちますがどうですか?」と聞かれやすいのは他職種でもあるのでしょうか?かくいう筆者も職場を転々としがちです。次の職場は長続きさせたい。

■ WBC、DM、BA……パッと見つい医療略語に誤変換しがち

 WBCは白血球、DMは糖尿病、BAは喘息、と脳内で自動変換がなされてしまうのが医師や看護師。

 野球やダイレクトメール、ビューティーアドバイザーが本来の文脈で使われているはずなのに脳内で誤変換したまま「意味わからん……」となってしまいがちになるのは筆者だけではないと信じています。

■ 業務中は手を洗いまくるので手が荒れがち

 処置やオムツ交換で患者さんに触れる前後や薬剤を扱う前後など、ひとつの作業につき一度は手を洗うのが看護師含む医療スタッフ。時間にしたら30分に1回以上手を洗っているかもしれない日も多々あります。そりゃ手荒れもヒドくなります。

 バタバタしている時は手を洗った後に悠長にハンドクリームを塗りこんでいるヒマすらない状態になるので自然と手がガッサガサに。勤務中に3分間を数回、看護師に分けてやってください。ハンドクリーム塗れるので……。

■ 出会いを仕事外に求めがち、離婚しがち

 出会いはホントにないんです。入院患者の半数以上は中高年以上ですし。職業柄しかたないんですよね……。そしてなまじ資格で食べていけるので配偶者にすがり付くということをやらないのも看護師の特性なのかも。可愛げがなくてスミマセンね!

 最後は変にキレ気味になってしまいましたが共感できた人はいましたでしょうか?

(梓川みいな 正看護師)

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