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ウミガメたちも掃除されたい!? 水槽の掃除がはかどらないワケ

おたくま経済新聞 / 2023年10月28日 9時0分

ウミガメたちも掃除されたい!? 水槽の掃除がはかどらないワケ

ウミガメたちも掃除されたい!? 水槽の掃除がはかどらないワケ

 三重県にある「道の駅 紀宝町ウミガメ公園」では、地元の漁師さんと協力し、定置網に掛かって衰弱したウミガメを保護・調査し、海へ帰す活動を行っています。そこで保護されたウミガメたちが微笑ましい行動をとっています。

 ウミガメ公園の職員さんは、ウミガメたちを保護している水槽を定期的にデッキブラシで掃除をしています。その様子がX(旧ツイッター)に公開されているのですが……。

 デッキブラシで水槽の底をこすって掃除していると、それを見つけたウミガメたちが次から次へと飼育員さんの元へと寄ってきます。寄ってきてはどかして、を続けている状態。甲羅を磨いてもらったそのブラシでスワイプされていくウミガメさんですが、まだ物足りないと言わんばかりに何度も飼育員さんの元へ近づいています。確かにこの状態では水槽の掃除が長引いてしまいますね。

手で押し戻す

ブラシで磨いてあげたり

 Xに投稿されたこの様子に「かわいい」「ウミガメさんかまってちゃん」といったリプライが続々。ずっと見ていられます……。

 今回の投稿についてウミガメ公園へ取材したところ、現在この水槽で飼育しているウミガメは6匹。うち近づいてくるのは2匹とのこと。ウミガメたちは定期的に甲羅を磨いてもらっているのですが、2匹はもしかしたら甲羅を磨いてもらうのが気持ちいいのかな?甲羅は硬く痛覚はなさそうですが、触られた時の振動は体に伝わっているので、その感覚がクセになっているのかも。

 2匹のウミガメは飼育員さんがデッキブラシを持ってやってくると反応するそうで、ブラシに噛み付くなどという行動はないそうです。餌をねだっている様子もなさそうに見えるので、純粋に甲羅をこすってもらいたいか構って欲しいか、といったところでしょうか。

 全国で唯一ウミガメ保護施設を併設している道の駅こと、三重県南牟婁郡紀宝町の「道の駅 紀宝町ウミガメ公園」。公園内ではウミガメのいる水槽などが見学できるほか、今年は赤ちゃんウミガメも加わり、かわいい姿を観察することができるように。営業時間は基本9時から18時まで。入場料は無料です。

水槽の掃除が長引く理由。 pic.twitter.com/RBD8d1qPEa

— 道の駅ウミガメ公園 (@umigamekouen) October 23, 2023

<取材協力>
道の駅 紀宝町ウミガメ公園(公式X:@umigamekouen/HP:umigamekouen.com)

(梓川みいな)

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