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「マルハラ怖い」と「一言LINEに違和感」 それぞれの主張

おたくま経済新聞 / 2024年2月26日 12時0分

「マルハラ怖い」と「一言LINEに違和感」 それぞれの主張

一言LINE

 近ごろテレビなどで取り沙汰されている「マルハラ」。

 LINEなどでのやり取りで文末に「。」があると、「威圧感がある」「怖く感じる」と若い世代の一部に受け止められているらしいのです。

 一方、「マルハラ」をしがちとされる中年以上からは、若者世代の「一言LINE」がどうもなじめない、という声も。

 一言LINEとは、LINEを送信する際に、文章として送信するのではなく「ねえ」「こんどね」「○○に行くんだけど」と、一言ずつ送信する方法。もちろん語尾には「。」はつきません。

 主に中学生から大学生あたりに使われている投稿方法で、「我が子がまさにこのパターン」という方もいることでしょう。

 当編集部の部員には、「親世代」が多くいます。よって「マルハラ」をしている側であり、ちょうど「一言LINE」に違和感を抱いている世代。

 この違和感について、編集部のX(旧Twitter)にて思いを投稿してみたところ、想像よりも多くの反響がよせられました。

『おじさん構文だ、おばさん構文だ、はては「マルハラ」だ、などなど中年以上の文章表現は何かといわれがちですが、私からすると若者世代の「一言LINE」のほうがしっくりこないんですよね。どちらも世代間ギャップなんでしょうが』 ■ 「一言LINE」が気になる

 編集部のポストに反応した方々の意見をまとめると次の通り。

・通知音が気になってしまう・通知音がうるさい

・反応しようとしても、どんどん次が来るから反応しきれない

・1回で済ませてほしい

・いちいち区切る意味が分からない

 やはり用件については「区切らず伝えて欲しい」と思っている人が多くいました。また、区切る事で通知が増えてわずらわしいと感じていると言う人も。

 たとえば「今日のご飯はカレーなんだけど、ルーを買い忘れたから帰りに買ってきて」という内容を伝えるでも、一言LINEの場合には

「きょうの」
「ご飯」
「カレーなんだけど」
「ルー買い忘れた」
「帰り」
「買ってきて」

 となってしまうわけです。1通で済む話が、6回通知が来れば確かにわずらわしさは否めません。

「今日のご飯はカレーなんだけど、ルーを買い忘れたから帰りに買ってきて」を一言LINEにすると

■ 「マルハラ」がつらい

 「マルハラ」についても、ネットでざっと意見を拾ってみると次の通り。

・威圧されている感じがする

・距離を感じる

・冷たく見える

・区切られて締め出されている印象がある

 文末に「。」がつくだけで、「なぜこう感じる?」とも思う方もいるとは思いますが、そう「感じる」「見える」人もいることは事実。

 普段なじみがないものに対する畏怖のような感覚があるのかもしれません。そこは理屈ではないのだと思います。

■ どちらが悪いという話ではないけれど……

 こうしてそれぞれの意見を拾ってみて分かったのが、「一言LINE」に対する意見はだいぶ具体的。一方「マルハラ」に対する意見は「感じる」「見える」というものでした。

 なお、一言LINEの投稿には「自分は若者だけど理解できない」という若者世代からの声も寄せられていました。

 当初は「世代間ギャップ」という風に捉えていましたが、もしかすると「マルハラ」と「一言LINE」は、世代間ではなく「文章表現」についてある程度慣れた人か慣れていない人かでの感覚の差なのかもしれません。

おじさん構文だ、おばさん構文だ、はては「マルハラ」だ、などなど中年以上の文章表現は何かといわれがちですが、私からすると若者世代の「一言LINE」のほうがしっくりこないんですよね。どちらも世代間ギャップなんでしょうが。… pic.twitter.com/XQuua8h2Jp

— おたくま経済新聞📰 (@otakumatch) February 13, 2024

(宮崎美和子/神戸悠生)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 宮崎美和子 | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024022603.html

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