本物そっくりの姿に戦慄……!「つくってたべよう!幼虫3Dゼリー」食べてみた
おたくま経済新聞 / 2024年3月6日 18時0分
![本物そっくりの姿に戦慄……!「つくってたべよう!幼虫3Dゼリー」食べてみた](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/otakuma/otakuma_20240306_07_0-small.jpg)
本物そっくりの姿に戦慄……!「つくってたべよう!幼虫3Dゼリー」食べてみた
カブトムシの幼虫の形をしたゼリーを作ることが出来る「つくってたべよう!幼虫3Dゼリー」が、名糖産業株式会社より2024年3月4日に発売されました。
この手の「作って食べる」系のお菓子といえば、もっとこうかわいらしい見た目のものが一般的ですが……まさかカブトムシの幼虫とは。今回メディアキットをいただいたので、現物をレビューしていきます。
まずはパッケージを見ていきましょう。そこにはグミの幼虫と、イラストの幼虫が大きく描かれており、お菓子というよりはまるで理科の実験キットのよう。直径約5.0cm、体重約35gという大きさまでも再現している点は、制作側の強いこだわりを感じます。
見た目は相当リアルに作り込まれていますが、味の方は頭部がコーラ味、体部分がヨーグルトソーダ味と、子どもから大人まで楽しめる味になっています。味のリアルさまでは再現されておらず、良かった……本当に良かった。
■ カブトムシの「幼虫3Dゼリー」を作っていくさて、早速作っていきましょう。詳細な作り方はパッケージ裏面に記載されており、こちらを見ながら工程を進めていきます。「中に入っているもの」以外に、スプーンと飲料水が必要になるので、あわせて準備しておきます。
まずは幼虫トレーを組み立てます。トレーを2つに切り離し、下部に刻印されているクローバーとダイヤのマークが揃うようにして合わせて、カチッと音がするまでしっかりはめます。
次に「あたま」を作ります。☆マークのあるトレーの下側の線まで水を注ぎ、そこへ「あたまのもと」を入れて溶かします。スプーンで軽くかき混ぜながら60秒ほど、とろみがつけばOK。これを先ほど組み立てた幼虫トレーに注ぎます。こぼさないよう慎重に……。
入れ終わったら、☆マークトレーとスプーンを洗い、次は「からだ」を作ります。今度は☆マークトレーの上側の線まで水を注ぎ、そこに「からだのもと」を入れて30秒ほど溶かします。
こちらもとろみがついたら幼虫トレーに注ぎ、いっぱいになったら作業完了。あとは冷蔵庫で20分ほど冷やして固めれば出来上がりです。
実は今回の「つくってたべよう!幼虫3Dゼリー」には作り方が二通りあり、よりリアルに作れる「上級編」が存在します。通常の作り方「基本編」と共に名糖産業の公式YouTubeで公開されており、冷やし固める間の待ち時間がもったいなかったので、その間に上級編にもチャレンジすることにしました。
基本編と大きく異なる点は、足や気門といった細部まで作り込むこと。はじめの幼虫トレーを組み立てずにあたまの液を作り、足と気門の形状に沿って液を置いていきます。細かい作業になるので、箸を使うと便利です。
頭の部分にも液を塗り込み、その後幼虫トレーのクローバー、ダイヤのマークを合わせて組み立てます。次の工程に移る前に、あたまのもとがある程度固まるまで、5分ほど待機。
時間が来たら、からだのもとを使って液を作ります。5分経つ前にからだのもとを注いでしまうと、気門や足に置いたあたまの液と混ざりあってしまうので注意が必要です。
作り方の指示通りにからだのもとをトレーに注ぎ、冷やし固める工程は共通です。こちらも冷蔵庫に運んで、固まるのを待ちます。
■ 出来上がりは本物の幼虫にそっくり……!でも味はさわやか時間が来たので冷蔵庫から取り出し、幼虫ゼリーを皿に取り出すと……うっ、リアル。虫が苦手な方が見たら、おそらく悲鳴を上げてしまうくらいに本物そっくりです。
上級編のほうも、どうやらうまくいったもよう。足や気門にきれいに色が乗り、より本物のカブトムシの幼虫に近くなっていますね。いずれにせよ、かなり強烈な見た目であることには間違いありません。
さて、気になるお味の方はというと……コーラとヨーグルトソーダが混ざりあい、実にさわやか。流動性が高く、トロッとジュレのような食感です。この手の作る系のお菓子は味がイマイチなこともありますが、これならばきっとお子さんも喜ぶでしょう……外見さえ気にしなければ。
それにしても、いったいなぜ幼虫のゼリーなんてものが開発されたのでしょうか。商品の企画担当者によると、自身が小学生の頃に抱いていた「知的好奇心」を叶えた商品なのだそう。
興味を抱くきっかけは、小学生の頃にテレビでみた、海外の先住民がおいしそうに虫の幼虫を食べているシーン。当時カブトムシが好きだった担当者はこれに好奇心を刺激され、「カブトムシの幼虫も美味しいのだろうか……」と、気になって仕方なくなったそうです。
それから時は流れ、大人になって小学生以来のカブトムシ採りに行ったときのこと。当時の記憶がぶわっと蘇ったそうです。同時に湧き上がったのが、当時叶えることが出来なかった夢を叶え、多くの人に幼虫を食べる疑似体験を提供できる商品を作りたいという閃き。その結果完成したのがこの「つくってたべよう!幼虫3Dゼリー」だったそうです。
商品の発売に際し「虫好きな子どもから大人まではもちろん、虫が苦手な方にもぜひ一度試していただきたい商品です」と担当者。もしかするとこれを食べたお子さんがお菓子をきっかけに異文化に興味を持ち、広い世界に目を向けるきっかけになる……かもしれませんね。
<記事化協力>
名糖産業株式会社
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024030607.html外部リンク
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